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8.1 システム要件
概要
このセクションでは、ThingWorx 製品を本番環境で実行するための、次のようなサーバーハードウェアとコンフィギュレーションの要件について説明します。
オペレーティングシステムに関する中核的なソフトウェア要件
ThingWorx で必要な、前提条件となるソフトウェア
最小サイズ要件 (本番用)
特別な記述がないかぎり、このセクションの情報は ThingWorx 8.1 にのみ関連します。この製品の別のバージョンではシステム要件が新しくなったり変更されたりする可能性があります。
ThingWorx サーバーの要件
以下は運用のための最小限の推奨値です。実際のサイズはアプリケーションや使用状況のシナリオによって異なります。
ハードウェアのサイズ
アスペクト
コメント
メモリ
16 GB
専用メモリの一部を Java VM に割り当てる必要があります。
CPU
4 コア
仮想化された環境では、独自の用語を使用して、提供される CPU/コアの数を指定している場合があります。その環境が最小限の要件を満たしているかどうかを判断する際には、このことを考慮する必要があります。
同時クエリーアクティビティの量、インデックシングとサーチの量、および内部イベントとプロパティデータ変更の量によっては、CPU リソースの使用量が増えることがあります。
ディスクタイプ
*
サーバークラスのハードウェアが推奨されます。
ディスク領域
100 GB
これは、Tomcat にインストールされているデフォルトの ThingWorx Web アプリケーションと、初期 ThingworxStorage (DB) ディレクトリおよび一部の初期コンフィギュレーションデータを格納するために必要なサイズです。
* 
これには OS やその他の必須のソフトウェアに必要な領域は含まれていません。
特定のアプリケーションに必要なディスク領域の合計は、管理されるコンフィギュレーションとランタイムデータの量によって異なります。顧客はセールス/フィールドイネーブルメントに基づいて、各自のアプリケーションの要件に従って必要な領域を見積もる必要があります。
ディスク速度
10000 RPM または SSD
ThingWorx Core にデータを保存する場合、速度が重要です。ThingWorx には用意できる範囲で最も高速のディスクが推奨されますが、10000 RPM より遅いディスクを使用してはなりません。
* 
ディスクパフォーマンスを向上させるために RAID コンフィギュレーションを検討することをお勧めします。
システムバックアップを定期的に実行する場合は、同じ物理ディスクに個別のパーティションを設定するのではなく、追加の物理ディスクを独自のコントローラで使用することを強くお勧めします。
オペレーティングシステム
サポートされている OS (64 ビットのみ)
注記
Windows Server 2012
Windows Server 2008 R2 SP1
Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 7 Update 1
Amazon EC2 Linux (64 ビット)
Ubuntu 14.04 LTS
* 
下の表のソフトウェアを使用するには、OS に対応する適切なバージョンをダウンロードしてインストールしなければなりません。
通常、より新しいマイナーバージョンはインストールできますが、ここで明示的に説明されていないかぎり、より新しいメジャーバージョンはサポートされていません (つまり、JDK 1.7.0.17 はマイナーバージョンですが、JDK 1.8 はメジャーバージョンと見なされます)。ThingWorx はこれより新しいメジャーバージョンでも動作できますが、テストして認定を受けるまでは公式にサポートされません。
必要なソフトウェア
前提条件となるソフトウェア
テストされたバージョン
コメント
Oracle Java SE Development Kit (JDK)
Java SE Development Kit 8, Update 92, 1.8.0_92-b14 (64 ビット)
ThingWorx は 64 ビットのオペレーティングシステムでのみサポートされています。
Open JDK は現在のところサポートされていません。
Tomcat (Linux)
8.5.42 (64 ビット)
9.0.21 (64 ビット)
標準パッケージ管理では通常は最新バージョンは使用できないので、手動でインストールします。
セキュリティの脆弱性により、8.5.42 または 9.0.21 以上のバージョンが必要です。
ThingWorx はこれより新しいメジャーバージョンでも動作できますが、テストして認定を受けるまでは公式にサポートされません。
Tomcat (Windows)
8.5.24 (64 ビット)
9.0.21 (64 ビット)
Windows Service Installer を使用してインストールされます。
セキュリティの脆弱性により、8.5.42 または 9.0.21 以上のバージョンが必要です。
ThingWorx はこれより新しいメジャーバージョンでも動作できますが、テストして認定を受けるまでは公式にサポートされません。
データベースのオプション
データベース
サポートされているバージョン
コメント
PostgreSQL
9.4.5 以上
注記: 9.4 では最新のアップデートバージョンがサポートされています (たとえば 9.4.9)。9.5 は現バージョンではサポートされていません。
詳細については、 永続化プロバイダとしての PostgreSQL の使用を参照してください。
DataStax Enterprise エディション
4.6.3, 5
詳細については、 Getting Started with DataStax Enterprise and ThingWorx Guide を参照してください。
SAP HANA
SPS 11、12
詳細については、 Getting Started with SAP HANA and ThingWorx Guide を参照してください。
Microsoft SQL Server
2014 以降
詳細については、 永続化プロバイダとしての Microsoft SQL Server の使用を参照してください。
Composer (モデリング統合開発環境と Mashup Builder)
ThingWorx Composer は、ブラウザで実行される HTML アプリケーションです。Composer に最小限必要な解像度は 1280 x 800 です。現在サポートされているブラウザを以下に示します。
OS
ブラウザ
バージョン
コメント
Windows
IE
11 以降
Mac/Windows
Firefox
49 以降
Mac
Safari
10 以降
Mac/Windows
Chrome
53 以降
モバイル (使用している場合)
アプリケーションはモバイルのフォームファクターに適合するように適切にサイズ設定されていません。
マッシュアップランタイム
OS
ブラウザ
バージョン
コメント
Windows
IE
11 以降
Mac/Windows
Firefox
49 以降
Mac
Safari
10 以降
Mac/Windows
Chrome
53 以降
iOS 4
Mobile Safari