関数を実行
Dynamics 365 CRM における関数とは、エンティティに対する作成、読み込み、更新、削除などの CRUD 操作として簡単には定義されない、サーバー側操作を追加するための手段です。
関数はデータを返すことができます。関数は、エンティティまたはコレクションに直接対応しない情報を返すときに便利です。
関数は 1 つのエンティティまたはコレクションをターゲットにできます。OData 用語では、これをバインドと呼びます。バインドされていない関数 (サービスに対する静的操作) も実行できます。
この操作は、Dynamics 365 CRM メタデータから解析された関数を実行するときに使用します。
「関数を実行」操作の使用
ワークフローでこの操作を使用するには、ThingWorx Flow にこれを接続します。フローに接続するには、次の操作を行います。
1. 「Dynamics 365 CRM」コネクタの下の「関数を実行」操作をキャンバスにドラッグし、この操作にマウスポインタを合わせて 
をクリックするか、この操作をダブルクリックします。「関数を実行」接続ウィンドウが開きます。
をクリックするか、この操作をダブルクリックします。「関数を実行」接続ウィンドウが開きます。
2. 必要に応じて、ラベル名を編集します。デフォルトでは、ラベル名は操作名と同じです。
3. 新規承認を追加するには、「Dynamics 365 CRM コネクタ」のトピックの
Dynamics 365 CRM の承認のセクションを参照してください。
 | Dynamics 365 CRM の承認を事前に追加している場合、リストから承認を選択します。 |
4. 実行する Dynamics 365 CRM の関数を選択します。選択した Dynamics 365 CRM 関数に応じて、「関数を実行」操作ウィンドウの入力フィールドが変わります。
たとえば、関数 GetQuantityDecimal-opportunity を選択した場合、次のプロパティが入力フォームに表示されます。
◦ entity
◦ Product - 数量の 10 進値を取得する製品
◦ UoM - 数量単位 (単位)。
関数 GetQuantityDecimal-opportunity は、ターゲットでエンティティとして指定されている製品の数量の 10 進値を取得します。
5. プロパティの詳細を入力し、「完了」をクリックします。
動的出力スキーマ
「関数を実行」操作は、選択した Dynamics 365 CRM 関数に応じて動的な出力スキーマを返します。操作に戻り値のタイプがない場合、メッセージ文字列を返します。
以下の図に示す、関数 GetQuantityDecimal-opportunity を選択した場合のサンプル出力スキーマを参照してください。
