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フェデレーションの設定
コンフィギュレーションプロセスには、2 台のサーバーでのステップが含まれています。たとえば、Server AServer B があるとします。Server A はローカルサーバーで、Server B はリモートサーバーです。ストリームまたはリモートストリームをデータ Thing として使用します (このステップはリモート値ストリーム、リモート wiki、リモートブログ、リモートデータテーブルで同じです)。
Server A 上には 10 個のデータプロパティを持つ MachineThing があります。5 秒ごとに、MachineThing のプロパティをストリームに保存します。ストリーム処理 (書き込みとクエリー) の負荷を減らすため、リモートストリームに書き込むことにします。このためには、Server B 上にストリームを作成し、このストリームをServer A にパブリッシングします。Server A 上でリモートストリームを作成します。これはServer B 上で動作している実際のストリームに対するプロキシオブジェクトとして機能します。リモートストリームに対してサービスの呼び出し、書き込み、読み取りを行った場合、これらは 2 台のサーバー間の Web ソケット接続を介してリレーされ、Server B 上のストリームによってサービスが実行されます。この設定を行うための具体的なコンフィギュレーションステップについては、以下のセクションで詳しく説明します。
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すべてのフェデレーションインスタンスで同じバージョンの ThingWorx を使用してください。
サーバー B の設定
1. 既存のストリームを開くには、Composer からストリームをブラウズして開きます。
または
新規ストリームを作成するために、Composer から、「データストレージ」 > 「ストリーム」をブラウズし、「新規」ボタンをクリックします。
a. 「ストリーム」テンプレートを選択して、「OK」をクリックします。
b. 名前と説明を入力し、「パブリッシュ」チェックボックスをオンにして、「データシェイプ」を選択して、「保存」をクリックします。
c. ブラウズ () アイコンをクリックして、「システム」に移動し、「サブシステム」をクリックします。
2. FederationSubsystem をクリックし、「コンフィギュレーション」領域でサーバー名とサーバーの説明を入力して、「追加」をクリックします。
購読ユーザーのウィンドウが開きます。
3. 「論理サーバー名」フィールドに、Server B のパブリッシング先となるサーバーの名前 (この場合は ServerA) を入力して、「パブリッシングを有効化」チェックボックスをオンにします。
4. 「サーバー URI」フィールドに、Server A の接続情報を入力します。
「サーバー URI」フィールドのフォーマットは <プロトコル>://<サーバーアドレス>:<ポート>/Thingworx/WS です。ここで、
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サポートされているプロキシ認証スキームに基づき、WSS を使用することを強くお勧めします。現時点では、PTC は基本およびダイジェストプロキシ認証スキームをサポートしています。これらの認証リクエストは傍受可能で、セキュリティで保護されていないチャネルを介して情報が収集される可能性があります。WSS を使用すると、侵入者がこれらのリクエストを改ざんするのを防ぐことができるので、セキュリティが強化されます。
<プロトコル> は ws (Web ソケット) または wss (セキュア Web ソケット) です (WSS 接続が推奨されます)。
<サーバーアドレス> には、名前空間オブジェクトのパブリッシング先となるサーバーの IP またはドメイン名を指定して、それらの機能をほかのサーバー上で消費できるようにします。
<ポート> は使用する HTTP/HTTPS ポートです。
一般的なサーバー URI は wss://www.myaddress.com:443/Thingworx/WS のようになります
5. 「アプリケーションキー」フィールドに新しいパスワードを入力して、確定します。
6. 「ユーザーとしてパブリッシュ」フィールドでは、ユーザーを選択して、「追加」をクリックします。
この選択は、ユーザーの表示アクセス許可に基づきます。
7. FederationSubsystem 画面で、「保存」をクリックします。
サーバー A の設定
1. Composer から、「データストレージ」 > 「ストリーム」の順にブラウズし、「新規」ボタンをクリックします。
2. RemoteStream テンプレートを選択して、「OK」をクリックします。
3. 名前、説明、データシェイプを入力して、タグを追加します (存在する場合)。
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リモートデータテーブルとリモートストリームの場合、両方のサーバーでデータシェイプを定義する必要があります。
4. 「識別子」フィールドに、<Thing 名>@<論理サーバー名> の値を入力して、「保存」をクリックします。
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ストリームの Thing 名と論理サーバー名はServer B のステップですでに定義済みです。
5. 「サービス」領域で、「実行」 () ボタンをクリックして、Server A 上でサービスをテストおよび使用します。
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Service A 上のサービスを使用して、Server B 上のストリームのエントリを読み取り、更新、削除します。