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再使用可能なコンポーネントを使用した ThingWorx アプリケーションの構築
このセクションでは、アプリケーション全体で再使用可能なコンポーネントを使用してアプリケーションを開発する方法について、概要を簡単に説明します。これらの再使用可能なコンポーネントの設定およびカスタマイズや、独自の再使用可能なコンポーネントの作成に関する最良事例も提供します。
アプリケーションを構築する際には、アプリケーション全体で標準コンポーネントを再使用するのが効率的です。これらの再使用可能なコンポーネントはアプリケーションの構成要素となり、ビジネスケースに合わせてこれらのコンポーネントを設定およびカスタマイズできます。
再使用可能なコンポーネントには、以下の利点があります。
アプリケーションスイート全体で設計手法を統一できます。
進化するビジネスニーズに合わせて既存のアプリケーションを新規作成または修正する際の効率性および柔軟性が得られます。
各コンポーネントに構築済みのビジネスロジックが含まれているので、ソースデータをより適切に処理できます。
設計および開発時間を節約できます。
アプリケーションの構築時に最良事例を使用できます。
ウィジェットなどの ThingWorx エンティティをビジネスロジック、サービス、データアダプタとともに各種アプリケーションで再使用できます。
再使用可能なコンポーネントで使用される用語
再使用可能なコンポーネントでは以下の用語が使用されます。
用語
定義
コンポーネント
標準 ThingWorx エンティティのセットが含まれているコンテナ。
アトミックコンポーネント
デザインタイム中に分割できない最小コンポーネント。
複合コンポーネント
アトミックコンポーネントおよびその他の複合コンポーネントから成るコンポーネント。
コンフィギュレーション可能
公開されているパラメータを設定することでコンポーネントの動作を変更できます。
カスタマイズ可能
内部コードおよびエンティティを更新することでコンポーネントの既成の機能を変更できます。
拡張可能
プロパティおよび機能を更新することでコンポーネントにさらなる機能を追加します。
アップグレード可能
コンポーネントはインプレースアップグレードおよびマイグレーションアップグレードをサポートしています。
ランタイム
ThingWorx サーバー上でアプリケーションを実行する時間。
デザインタイム
ThingWorx Composer および Mashup Builder を使用したアプリケーションの開発に必要な時間。
ドメイン
いくつかのコンポーネントが含まれているビジネス単位。
モジュール
同じドメインの下にあるコンポーネントのグループ。
再使用可能なコンポーネントのタイプ
再使用可能なコンポーネントは以下のカテゴリに分類されます。