高度なカスタマイズ > OData Connector を使用した Info*Engine サービスの実行
  
OData Connector を使用した Info*Engine サービスの実行
ThingWorx Navigate では、Info*Engine タスクを実行するための OData Connector がサポートされるようになりました。カスタムタスクで Info*Engine タスクを使用する場合には、OData コネクタを使用してこれらの Info*Engine タスクを呼び出しできます。
Windchill の OData Connector のサポートに関する最新情報については、ThingWorx Navigate のプラットフォームサポートマトリックスを確認してください。
* 
ThingWorx Navigate の今後のリリースでは、Windchill コネクタの ptc-windchill-connector および ptc-windchill-swagger-connector のサポートは廃止予定です。古い Windchill コネクタをサポートしていないリリースにスムーズに遷移するには、このトピックの手順を使用して、ptc-windchill-OData-connector による Info*Engine タスクを今すぐ実行してください。
OData コネクタを使用して Info*Engine タスクを実行するには、まず、Info*Engine ドメインの Windchill OData REST サービスに接続するように ptc-windchill-OData-connector を設定します。これで Windchill OData REST サービスを使用して Info*Engine タスクを実行できます。
* 
Integration Runtime を設定する必要があります。詳細については、Integration Runtime のセットアップのトピックを参照してください。
Integration Runtime を設定する必要があります。詳細については、Installing ThingWorx Navigate 8.5 ガイドのトピック「Integration Runtime のセットアップ」を参照してください。
ptc-windchill-OData-connector を設定する際、既成の ptc-windchill-OData-connector にすでに行っているカスタマイズがあれば作成し直す必要があります。
1. ThingWorx Composer で、ptc-windchill-OData-connector をサーチし、それを開きます。「一般情報」ページが開きます。
2. 「コンフィギュレーション」をクリックします。「コンフィギュレーション」ページが開きます。
コンフィギュレーションは、認証方法 (シングルサインオン、Windchill 認証、または固定認証) によって異なります。
シングルサインオン
シングルサインオンが設定されている場合は、次の手順を実行します。
1. 「ジェネリックコネクタ接続の設定」「認証タイプ」で、SSO を選択します。
2. 「認証サーバー ID」に、sso-settings.json で指定した AuthorizationServerSettingsID の値を入力します (「PingFed1」など)。
3. 「認証サーバーの範囲設定」で、「追加」をクリックします。AuthorizationServerScopesSettings ウィンドウが開きます。
4. 「範囲」に、PingFederate に登録した Windchill 範囲を入力します (「WINDCHILL」など)。
5. 「追加」をクリックします。
6. 「CSRF 設定」で、次の情報を入力します。
「CSRF Get リクエストの相対 URL」 - /servlet/odata
「CSRF トークン名」 - CSRF_NONCE
7. 「HTTP コネクタ接続の設定」で、次の情報を入力します。
「ベース URL」 - Windchill URL。URL の末尾は /oauth でなければなりません。次のフォーマットを使用します。
[https]://[Windchill Host]:[port]/[Windchill-web-app]/oauth
このフォーマットでは、接続で OAuth 標準が使用され、リソースプロバイダのデータのリクエストが有効になるように指定しています。
「相対 URL」 - /servlet/odata
ユーザー名とパスワードを入力する必要はありません。
8. 「保存」をクリックします。これで、OData コネクタは、シングルサインオン環境で動作するように設定されました。
次に、「Info*Engine タスクの実行」セクションに進みます。
Windchill 認証
Windchill 認証が設定されている場合は、次の手順に従います。
1. 「ジェネリックコネクタ接続の設定」「認証タイプ」で、None を選択します。
2. 「CSRF 設定」で、次の情報を入力します。
「CSRF Get リクエストの相対 URL」 - /servlet/odata
「CSRF トークン名」 - CSRF_NONCE
3. 「HTTP コネクタ接続の設定」で、次の情報を入力します。
「ベース URL」 - ODataConnector から Info*Engine リクエストを受信する Windchill サーバー。次のフォーマットを使用します。
[https]://[Windchill Host]:[port]/[Windchill-web-app]/sslClientAuth
「相対 URL」 - /servlet/odata
「接続 URL」 - /servlet/WindchillGW/wt.httpgw.HTTPServer/ping
ユーザー名とパスワードを入力する必要はありません。
4. 「保存」をクリックします。
次に、「Info*Engine タスクの実行」セクションに進みます。
固定認証
固定認証が設定されている場合は、次の手順に従って OData コネクタを設定します。
1. 「ジェネリックコネクタ接続の設定」「認証タイプ」で、Fixed を選択します。
2. 「CSRF 設定」で、次の情報を入力します。
「CSRF Get リクエストの相対 URL」 - /servlet/odata
「CSRF トークン名」 - CSRF_NONCE
3. 「HTTP コネクタ接続の設定」で、次の情報を入力します。
「ユーザー名」 - Windchill 管理者のユーザー名
「パスワード」 - Windchill 管理者パスワード
「ベース URL」 - ODataConnector から Info*Engine リクエストを受信する Windchill サーバー。次のフォーマットを使用します。
[https]://[Windchill Host]:[port]/[Windchill-web-app]
「相対 URL」 - /servlet/odata
4. 「保存」をクリックします。これで、OData コネクタは、固定認証環境で動作するように設定されました。
「Info*Engine タスクの実行」セクションに進みます。
Info*Engine タスクの実行
次に、サービスを使用して Info*Engine タスクを実行します。
1. 「サービス」をクリックします。「サービス」ページが開きます。
2. RefreshEndpointCache で、 をクリックします。「サービスを実行」ウィンドウが開きます。
3. 「実行」をクリックします。成功のメッセージが表示されます。サービスが正常に実行されました。
4. 「完了」をクリックします。
5. InvokeIETask で、 をクリックします。
6. 「入力」ウィンドウで、次の情報を JSON フォーマットで追加します。
Task - Info*Engine タスクの XML ファイル。このファイルは <Windchill のインストール場所>/<Windchill_ホーム>/tasks/ にあります。
* 
タスクが実行可能になっていることを確認します。このためには、次のマークアップが XML ファイルの先頭に表示されていることを確認します。
<%@page language="java" access="http"%>
Params - (オプション) Info*Engine タスクにパラメータとして渡す、名前と値のペアを含む JSON 配列。
例:
{
"Task": "wt/federation/delegates/windchill/QueryObjects.xml",
"Params": [
{ "Name": "type", "Value": "wt.part.WTPart" },
{ "Name": "where", "Value": "name=SOME_PART_NAME" }
]
}
7. 「実行」をクリックして Info*Engine タスクを起動します。サービスの出力は JSON フォーマットで、次のプロパティが含まれています。
@odata.context - ペイロードのコンテキスト URL。
Value - GroupnameElement プロパティを持つ JSON オブジェクトを含む JSON 配列。
8. 別の Info*Engine タスクを実行するには、手順 1 ~ 7 を繰り返します。
* 
OData コネクタのエンドポイントは ThingWorx Navigate では想定どおりに動作しない可能性があり、その結果として、変更が必要になる場合があります。Windchill データに対する OData サービスの設定の詳細と手順については、Windchill REST Services User's Guide を参照してください。