既存の ThingWorx Navigate インストールでの Apache Tomcat のアップグレード
既存の ThingWorx Navigate インストールで Apache Tomcat をアップグレードするには、このトピックの手順に従います。
1. Apache Tomcat と ThingWorx Integration Runtime を停止します。
2. 次のファイルをローカルフォルダにコピーします。
◦ <Tomcat ホーム>\webapps\Thingworx.war
◦ <Tomcat ホーム>\conf\server.xml
◦ <Tomcat ホーム>\conf\web.xml
◦ <Tomcat ホーム>\bin\setenv.bat
◦ <Tomcat ホーム>\conf\sslkeystore.jks (SSL を使用して Tomcat が設定されている場合)
◦ (オプション) ThingWorx インストールディレクトリの ThingworxPlatform フォルダおよび ThingworxStorage フォルダ。
◦ MSSQL データベースとともに ThingWorx をインストールした場合は、<Tomcat ホーム>\lib\mssql-jdbc-<バージョン>.jre8 をバックアップします。
◦ ThingWorx で、Windchill を IDP として使用するように設定している場合は、<Tomcat ホーム>\webapps\Thingworx\WEB-INF\web.xml および <Tomcat ホーム>\webapps\Thingworx\WEB-INF\lib\ptc-identity-provider-authentication-filter-<バージョン>.jar をバックアップします。
3. インストールのタイプに応じて、次のいずれかの操作を実行します。
◦ インストーラを使用して ThingWorx Navigate をインストールした場合は、<Navigate インストール>/tomcat/apache-tomcat-8.5.23/*.* tomcat フォルダのコンテンツを削除します。また、インストーラサービス名 (例: "ThingWorx-Foundation") をメモしてから、サービスを削除します。この名前は、後でインストール中に必要になります。
◦ ThingWorx Navigate を手動でインストールした場合は、「Apache Tomcat」をアンインストールします。
4. 32 ビット/64 ビットインストーラを使用して、必要なバージョンの Apache Tomcat をダウンロードします。
◦ インストールされている
ThingWorx Platform のバージョンが、インストールする
Apache Tomcat のバージョンをサポートしていることを確認してください。互換性情報を確認するには、
PTC 参照ドキュメントで該当する
ThingWorx Platform のバージョンの System Requirements ドキュメントをサーチします。
5. 「Apache Tomcat」をインストールします。
◦ インストーラを使用して ThingWorx Navigate をインストールした場合は、次の操作を実行します。
▪ インストールディレクトリの tomcat フォルダに、新しい Tomcat をインストールします。パス: <Navigate インストール>/tomcat/apache-tomcat-{バージョン}。
▪ Tomcat サービスに "ThingWorx-Foundation" という名前を付けます (手順 3 で削除したサービスと同じ名前)。これにより、Tomcat のアップグレード後に「ThingWorx Navigate コンフィギュレーション」ツールが予想どおりに動作するようになります。
◦ Tomcat のインストールおよび JAVA の場所については、setenv.bat ファイルを参照してください。
◦ Apache Tomcat のインストール手順については、
ThingWorx Platform 8 ヘルプセンターの
ThingWorx のインストールのセクションを参照してください。その他の
ThingWorx Platform のバージョンの
Installing ThingWorx ガイドの場所については、
PTC 参照ドキュメントページを参照してください。
▪ JAVA は ThingWorx Navigate インストール内にすでにインストールされているため、ドキュメント内の JAVA インストール手順は無視できます。
▪ Apache Tomcat の手動インストールの前に、インストールされている ThingWorx Navigate に基づいて、tomcat フォルダのオーナーのアクセス許可を更新してください。
6. Apache Tomcat のインストールと設定が完了した後、コピーした Thingworx.war ファイル (手順 2 で指示) を <Tomcat ホーム>webapps フォルダに配置します。
7. ThingworxPlatform フォルダに標準以外のパスが使用されている場合、Apache Tomcat のアップグレードによって影響を受ける場合は、システム環境変数 THINGWORX_PLATFORM_SETTINGS を更新します。
8. <Tomcat ホーム>\webapps の PATH 変数を Tomcat の場所に更新します。
9. コンフィギュレーションファイル (web.xml、server.xml) に変更を加えた場合は、新しいインストールのそれぞれの場所に、これらのファイル (手順 2 でコピー) を貼り付けます。
10. 既存の Tomcat が SSL を使用して設定され、アップグレードの前に server.xml をコピーした場合 (手順 2 で指示)、次のいずれかの操作を実行します。
◦ sslkeystore.jks ファイルを、既存の Tomcat コンフィギュレーションフォルダから新規インストールにコピーします。
◦ server.xml で、パスを正しい sslkeystore.jks の場所に更新します。
11. ThingWorx Navigate が Windchill 認証で設定されている場合は、web.xml ファイルおよび ptc-identity-provider-authentication-filter-<version>.jar ファイルをそれぞれの場所に戻します。
12. Apache Tomcat と ThingWorx Integration Runtime を起動します。
ThingWorx Navigate のアップグレードに成功しました。新しいバージョンを使用可能になりました。
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アップデート後に、 ThingWorx Composer にアクセスできず、 500 エラーが発生する場合は、 CS315394 を参照してください。
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