ThingWorx Navigate 1.8 のリリースノート
  
ThingWorx Navigate 1.8 のリリースノート
ThingWorx Navigate 1.8 の機能拡張、制限事項、および既知の問題については、以下の表で説明します。
機能拡張
拡張された機能
説明
ThingWorx Navigate の新しいインストール、ライセンス、およびコンフィギュレーションツール
ThingWorx Navigate 1.8 は新しいガイド付きプロセスを特長としています。複数の個別のインストールやコンフィギュレーションを手動で実行するのではなく、セットアップツールを使用することで、インストールからライセンス取得、コンフィギュレーションまで、プロセス全体を通して実行できます。
この結果、インストールプロセスが大幅に簡素化されます。
Windchill のサポート
ThingWorx Navigate 1.8 は Windchill 11.1 M010 をサポートします。
Windchill クラスタ環境のサポート
ThingWorx Navigate は、クラスタ化された Windchill 環境をサポートします。ThingWorx Navigate は負荷分散ルータに接続できます。
サポートされている認証方法に対して、4 つのサポートされたユースケースが用意されています。詳細については、Installing ThingWorx Navigate の「クラスタ化された Windchill 環境での ThingWorx Navigate の設定」を参照してください。
複数の Windchill システムへの接続のサポート
ThingWorx Navigate は一度に複数の Windchill システムに接続できます。1 つの表示アプリケーションから開始されたユーザーサーチはすべてのシステムで同時に実行され、サーチ結果が結果の発生源を示します。
ThingWorx Navigate に独自のカスタムバナーを追加
カスタムバナーによって、すべてのユーザーにメッセージをすばやく公表したり、ThingWorx Navigate を自分用にカスタマイズしたりします。バナーは簡単に追加、除去、変更できます。
カスタムバナーはすべての ThingWorx Navigate ユーザーインタフェースでサポートされているので、安全にアップグレードできます。
強化された製品ドキュメント
ドキュメントが、インストール、アップグレード、カスタマイズ、調整といったテーマに基づくガイドになりました。オンラインヘルプでは、これらのテーマによってフィルタできます。
ドキュメントには、段階的な手順を示す例や視覚的補助も多く含まれています。
サーチパフォーマンスの向上
サーチ結果が、新しいウィジェットを使用して表示されるようになりました。レンダリングのパフォーマンスが大幅に向上しました。
OData コネクタによる Info*Engine タスクのサポート
Windchill REST Services OData コネクタによって、Info*Engine タスクの呼び出しがサポートされます。
OData コネクタは ThingWorx Navigate に含まれており、設定済みです。
インプレースおよび移行アップグレードのサポート
別のデータベースへの ThingWorx Navigate の移行がサポートされるようになり、同じデータベースへのインプレースアップグレードも同時にサポートされます。
アップグレード用の新しいツール: API 比較
API 比較レポートが ThingWorx Navigate に付属しています。このレポートには、新しいバージョンにおけるサービスおよびパラメータの相違点がリストされます。
アップグレードの前に、このレポートを確認してください。
属性リストのユーザーインタフェースと機能のユーザビリティの向上
調整ページの属性リストのユーザビリティと通知機能が向上しています。
最初の文字を入力することで属性にジャンプしたり、矢印を使用して属性を追加または除去したり、複数の属性を一度に選択したりできます。
構造ツリーと 3D ビューアの間の相互選択のハイライト
部品ツリー構造と対応する 3D ビジュアリゼーションの間の相互選択機能が向上しました。
3D ビジュアリゼーションで部品を選択すると、構造ツリーではその部品が選択済みとして表示され、ツリーが自動的に展開およびスクロールしてその部品が表示されるようになります。
既知の問題と制限事項
次に示す既知の問題は、現在のリリースの ThingWorx Navigate で新しく発生したものです。
問題と制限事項
説明
ThingWorx Navigate の新しいインストールツール
インストール、ライセンス、およびコンフィギュレーションツールには次の既知の問題が存在します。
「ThingWorx Navigate Setup」を同じマシンで複数回実行することはできません。
Linux では、インストールが実行中であっても進行状況バーが完了したように表示されます。
試用版のライセンスの有効期限が切れた場合、ThingWorx Navigate Licensing ツールを使用して有料ライセンスにアップグレードできません。この問題を回避するには、30 日以内にライセンスをアップグレードしてください。
すべてのコンフィギュレーションタイプに対して、Windchill 接続に対する検証は行われません。接続情報は慎重に入力してください。
コンフィギュレーションログファイルに含まれる Windchill バージョンと CPS 番号に関する情報は不完全です。この情報は Windchill から入手できます。
この問題は、ThingWorx Navigate の将来のリリースで対処されます。
複数の Windchill システムでの ThingWorx Navigate の設定
複数 Windchill システムでの設定には、次の既知の問題があります。
シングルサインオンを使用するシステムの場合、複数の Windchill 設定に対する新しい統合コネクタを作成した後は、設定を完了するために Apache Tomcat を再起動する必要があります。
このコンフィギュレーションでは、「図面バンドルをダウンロード」タスクはサポートされていません。
次の既知の問題は ThingWorx Navigate のすべてのリリースに適用されます。
問題と制限事項
説明
ThingWorx NavigateWindchillシステムデフォルトフィルタ
問題: Windchill の保存されたフィルタのシステムデフォルトにより、ThingWorx Navigate の調整ページで問題が発生します。
この問題は、ThingWorx Navigate の将来のリリースで対処されます。
現在の次善策: Windchill で、システムデフォルトと同じフィルタが適用された、新規の保存されたフィルタを定義します。次に、ThingWorx Navigate で、役割のユーザーインタフェースを調整するときに、新しいフィルタを適用します。
ThingWorx Navigate によるセキュリティラベルのサポート
ThingWorx Navigate でオブジェクトを表示するときに Windchill のセキュリティラベルが適用されますが、ThingWorx Navigate では現時点でセキュリティラベルの値の表示がサポートされていません。
これは、今後のリリースでサポートされます。
OData 統合コネクタ
現時点では、OData 統合コネクタからの Info*Engine タスクの呼び出しのみがサポートされています。その他のエンドポイントでは、WindchillSwaggerConnector または ptc-windchill-integration-connector を使用してください。
「部品構造を表示」で表示できる属性
CAD ドキュメントの親子リンクで定義された属性は、「部品構造を表示」の調整時には使用できません。
「設計ファイル」「図面ファイル」の列
「部品リスト」タスクで設定している場合、「設計ファイル」および「図面ファイル」列は並べ替えできません。
その他の言語での値の表示
一部のヨーロッパ言語で ThingWorx Navigate タスクを使用する場合、数値は特定のロケールによるものではなく英語のフォーマットに従って表示され、10 進数のコンマの代わりに小数点が表示されます。
コンテンツプロキシ URL
コンテンツプロキシの URL フィールドでは、大文字小文字が区別されます。大文字と小文字の誤りがある場合、サーチが失敗し、コンテンツプロキシによってサーチが中断されたことをレポートするエラーが表示されることがあります。
Windchill クリティカルパッチセットのアップデート
Windchill CPS を適用するたびに、Windchill の有効化パッチが上書きされるか、失われます。クリティカルパッチセットをアップデートした後は必ず、有効化パッチを再適用してください。
Windchill 11.0 での「3D で表示 & 測定」タスクの使用における追加の要件
「3D で表示 & 測定」タスクでは Creo View のプラグインとエージェントが使用されます。
Windchill 11.0 では、このタスクは次のブラウザバージョンでのみ使用できます。
Google Chrome 57 以降
Mozilla FireFox 52 ESR 以降
Internet Explorer 11 以降