ThingWorx Navigate View PLM App Extension > SAP システムでの ThingWorx Navigate View PLM App Extension の設定 > SAP への ThingWorx Navigate の接続
  
SAP への ThingWorx Navigate の接続
ユーザーは ThingWorx Navigate で以下のタスクを使用して SAP Netweaver Gateway からのデータにアクセスできます。
「部品リストを表示」
「部品プロパティを表示」
「部品構造を表示」
サーバーに接続して、部品、CAD ドキュメント、またはその両方の情報を取得できます。ThingWorx Navigate View PLM App Extension をインストールするためにインポートした PLM ファイルのパッケージには、SAPProviders_ExtensionPackage 拡張パッケージもあります。これには必要なすべてのコンポーネントが含まれています。これをセットアップするには、ThingWorx Composer で以下のようないくつかの接続ステップを実行する必要があります。
1. SAP への接続を定義する
最初に、SAP サーバーと ThingWorx Navigate 間のコネクタをセットアップします。
1. コネクタ ptc-SAP-OData-connector をサーチします。
2. 左側の「エンティティ情報」で、「コンフィギュレーション」をクリックします。Configuration for SAPODataConnector が右側に開きます。
3. 「ジェネリックコネクタ接続の設定」の下の「認証タイプ」で、「SSO」を選択します。
4. 「認証サーバー ID」 - SAP の sso-settings.json で定義されている ID。
5. 「認証サーバーの範囲設定」の下に、SAP の範囲を追加します。範囲の詳細については、PTC Product Single Sign-on Architecture and Configuration Overview を参照してください。
6. OData Connector Connection Settings「追加」をクリックし、SAP 用に tw.friendly-names.ServiceRootRelativeURL を追加します。
7. ページの下部にある HTTP Connector Connection Settings の下に、お使いのシステムで使用されている以下の URL を入力します。
「ユーザー名」「パスワード」 - これらのボックスは空のままにします
「ベース URL」 - SAP サーバーへのパス
「相対 URL」 - URL フィールドは空白のままにします。
「接続 URL」 - REST Web サービスを提供する場所
8. 「保存」をクリックします。
2. 接続を確認し、サービスを編集する
次のいくつかのステップでは、「新規 Composer」を使用します。ここでは、ユーザーがサーチによって取得する情報のタイプを定義します。
1. 「管理者」の横の矢印をクリックし、リストから「プリファレンス」を選択します。「プリファレンス」が開きます。
2. 「新規 Composer の機能をオンにする」チェックボックスがオンになっていることを確認してから、「完了」をクリックします。
3. 「新規 Composer」をクリックし、新規 Composer で ptc-SAP-OData-connector を開きます。
4. 一番上にあるリストから、「サービス」を選択します。
* 
サービスを編集する前に、「ベース URL」「接続 URL」を確認することをお勧めします。
a. ValidateConnection サービスを見つけます。
b. 再現ボタンをクリックし、「実行」をクリックします。右側で、「出力」の下に結果が表示されます。
5. GetProductSet サービスを選択して編集します。
6. 「ルート情報」 > 「エンドポイント」で、組織のエンドポイントを選択します。これにより、ユーザーは SAP でのサーチ基準として、材料や製品などの正しい情報を取得します。
7. 「完了」をクリックしてから、「保存」をクリックします。
8. GetProductSet サービスが正しく設定され、正しい情報が提供されていることを検証するには、このサービスを実行します。
3. データシェイプを編集する
次に、関連するデータシェイプを編集します。このデータシェイプを使用して、ThingWorx Navigate 調整ページに表示される SAP 属性を定義します。
1. 前の Composer に戻り、SAP_DATA_SHAPE をサーチします。
2. 左側で、「フィールド定義」をクリックします。リストを編集して、SAPQuantitySAPCurrencySAPMaterialCost など、組織が必要とするすべての属性を含めます。
* 
フィールド名のリストを定義した後で、各フィールドにローカライズトークンを定義することもできます。
3. 「保存」をクリックします。
4. リソースプロバイダ内の属性をマッピングする
ThingWorx Navigate に表示されるフィールドを定義した後は、対応する SAP の属性にこれらをマッピングします。
1. SAPPartResourceProvider をサーチして開きます。
2. 「追加」をクリックして、データシェイプで定義した各フィールドを追加します。この例では、SAPQuantitySAPCurrencySAPMaterialCost を定義しています。「正規化」列にこれらのフィールド名が表示されます。
3. 「オリジナル」で、各フィールドを SAP での対応する属性名にマッピングします。たとえば、SAPMaterialCost は SAP の MovingPr に対応しています。
4. 定義したフィールドに加え、以下の 2 つの必須フィールドを「正規化」リストに追加します。
ID
番号
5. 「ID」「番号」の両方のフィールドを、ユーザーがクエリーする SAP 属性にマッピングします (MaterialProductID など)。
6. Resource Provider Configuration テーブルで、コネクタ ptc-SAP-OData-connector を追加します。
7. 「保存」をクリックします。
5. SAP フィールドにタグを追加する
セットアップはほぼ完了しました。次に、以下のリソースプロバイダを使用して、各フィールドに SAP タグを追加しましょう。
CompositePartResourceProvider - 部品情報をサポート
CompositeEPMDocumentResourceProvider - CAD ドキュメント情報をサポート
これらのタグによって、SAP からの属性を区別できます。このプレフィックスがないフィールドはすべて、Windchill でデータをサーチします。
1. CompositePartResourceProvider をサーチして開きます。
2. 右側で、「コンフィギュレーション」をクリックします。
3. これまでのステップで定義してマッピングしたすべてのフィールドを追加します。この例では、SAPQuantitySAPCurrencySAPMaterialCost と、「ID」および「番号」の 2 つの必須フィールドを定義およびマッピングしています。これらを追加すると、「Normalized」列にフィールド名が表示されます。
4. 「オリジナル」列で、各フィールド名にプレフィックスとしてタグ SAPPartResourceProviderTag- (ハイフンを含む) を追加します。たとえば、「正規化」列の SAPMaterialCost は、「オリジナル」列では SAPPartResourceProviderTag-SAPMaterialCost になります。
5. Expand Terms テーブルで、タグ名 SAPPartResourceProviderTag を追加します。
6. 「保存」をクリックします。
7. CompositeEPMDocumentResourceProvider についてステップ 1 から 5 を繰り返します。
SAP サーバーへの接続が確立されました。調整ページで、ビジネス管理者がエンドユーザーに表示する SAP 属性を選択可能になりました。