例: 正規平均値の t 検定
2 つの正規母集団の平均値が等しいという仮説を検定します。
1. 比較するデータセットを定義します。
2. 標本統計量を収集します。
各データセットの標本数 | | |
標本平均値 | | |
標本標準偏差 | | |
2 つの平均値を組み合わせた場合の自由度 | | |
データセット内の差の標準誤差 | | |
3. 有意水準を定義します。
4. 検定統計量を計算します。
5. 帰無仮説と対立仮説を定義します。
H0: m1 ≤ m2
H1: m1 > m2
6. p 値を計算し、仮説を検定します。この例では、帰無仮説が真である (H0 を棄却しない) 場合、すべての論理式の評価結果が 1 になります。
帰無仮説が真であるとした場合、検定統計量が観測統計量より大きくなる確率は 0.946 です。p 値と有意水準を比較した結果、対立仮説が真であることが明らかではありません。
7. 危険域の境界を計算して仮説を検定します。
帰無仮説を採択します。m1 が m2 よりも大きいことが明らかではありません。
8. スチューデント分布 (青色)、危険域の境界 (緑色)、検定統計量 (赤色) をプロットします。