PTC Mathcad Prime と Creo Parametric の統合について
PTC Mathcad Prime で Creo Parametric のモデル設計の計算を実行できます。PTC Mathcad Prime と Creo Parametric の間のデータの流れを定義するため、ワークシート内に入力領域と出力領域を指定します。Creo Parametric からのデータを入力領域として定義し、Creo Parametric に送るデータを出力領域として定義します。入力領域は、A:=12 などの定義を含む数式領域です。
次のようなテーブルを使用して、複数の入力を同時に定義できます。
入力領域を指定した場合、その領域によって定義されるすべての変数がワークシートの入力と見なされます。
関数定義を入力領域として指定することはできません。
出力領域は、A=12 などの結果が含まれる数式領域です。1 つの領域に A:=12=12 のように定義と結果の両方が含まれる場合、その領域を入力領域かつ出力領域として指定できます。
PTC Mathcad Prime では、入力領域と出力領域に、これらを一意に識別するエイリアスが割り当てられます。ワークシート内で同じ変数名を複数回使用した場合、入力領域または出力領域として指定されているインスタンスごとに、次のように異なるエイリアスが割り当てられます。
定義 | 入力 | エイリアス |
---|
A:=3 | A | Var1 |
A:=4 | A | Var2 |
A:=5 | A | Var3 |
エイリアスを編集できます。エイリアスには、下線、文字、数字を使用できます。入力領域と出力領域ごとに一意なエイリアスを使用する必要があります。
入力領域または出力領域をコピーして貼り付けると、貼り付けた領域は新しい入力領域または出力領域になります。