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新しいボリュームヘリカルスイープツール
「ボリュームヘリカルスイープ」(Volume Helical Sweep) を使用することで、切削工具を使用して加工する部品の正確な 3D ジオメトリ表示を作成できます。
ユーザーインタフェースの場所: 「モデル」(Model) > 「スイープ」(Sweep) > 「ボリュームヘリカルスイープ」(Volume Helical Sweep) の順にクリックします。
リリース: Creo Parametric 5.0.0.0
この機能強化に関するビデオをご覧ください。
新しいボリュームヘリカルスイープツール
この機能強化の利点
Creo Parametric 5.0.0.0 ではCreo Parametric「ボリュームヘリカルスイープ」(Volume Helical Sweep) の導入に伴い、 4.0 以前の 2D スイープ操作からスイープ機能が強化されました。製造オペレーションで使用される切削工具によって作成されるジオメトリを正確にモデリングできます。サポートされる使用事例としては、ホイール研磨やスクリューコンベヤーのシナリオが挙げられ、どちらの場合も、ヘリカルカーブに沿ってスイープが実行されます。どちらの場合も、切削工具は回転断面によって定義される軸対称の形状によって表されます。その軌道に沿って部品と交差する位置で材料が除去されます。「ボリュームヘリカルスイープ」(Volume Helical Sweep) ダッシュボードから、ヘリカル軌道のパラメータを簡単に定義および制御できます。切削工具を定義する 2D 断面を簡単に選択、作成、編集し、使用可能な寸法を制御することもできます。
ボリュームヘリカルスイープ
「ボリュームヘリカルスイープ」(Volume Helical Sweep) タブから、スイープフレームと回転切削工具の表示をオンにできます。3D 切削工具の表示をスイープの軌道に沿ってドラッグすることで、その動きと方向を簡単に表示して速やかに理解できます。接続されていない状態と接続された状態のプレビューを表示できます。これらのプレビューを使用して、部品から差し引かれるエンベロープジオメトリの計算されたツールパスやそれによってできるジオメトリを視覚化できます。Creo Parametric 5.0.0.0 の新しい「ボリュームヘリカルスイープ」(Volume Helical Sweep) 機能を使用することで、これまでは正確にモデリングできなかったジオメトリをモデリングできます。これまでは下流工程で問題が発生することがよくありました。
追加情報
ヒント:
「ボリュームヘリカルスイープ」(Volume Helical Sweep) はスクリューコンベヤーのシナリオでも使用できます。ヘリカルピッチが一定または可変のヘリカルを定義し、調整角度として RX=90 度を適用します。この結果を以下の例に示します。
2 つのワークフローを使用して切削工具の断面を定義できます。
「ボリュームヘリカルスイープ」(Volume Helical Sweep) フィーチャー内で定義します。
既存のスケッチ断面を参照し、基準と回転軸を指定します。軌道や調整角度などのフィーチャー全体の設定に従って、3D 空間内の参照先断面が自動的に変換されます。
制限事項:
「ボリュームヘリカルスイープ」(Volume Helical Sweep) では材料を除去するジオメトリ操作のみを実行できます。材料の作成と追加は行えません。
切削工具を定義する断面には、凸形状をなす直線と円弧だけを含めることができます。
以下の事例で説明するように、切削領域内での計算されたエンベロープが自己交差するようなジオメトリの状態はサポートされていません。
軌道の半径が工具の半径より小さい
調整角度の設定およびジオメトリ依存の範囲
ジオメトリ操作の成功は部品の精度に左右されることがあります。0.01 から 0.001 mm の範囲の値による絶対精度を使用することをお勧めします。
既存の機能からの置き換え?
いいえ。
この機能に関連付けられているコンフィギュレーションオプション:
なし。