図面の溶接シンボルについて
標準の Creo 溶接シンボルライブラリには、一般的な ANSI および ISO 溶接シンボルが用意されています。ライブラリシンボルがデフォルトのシンボルとなります。必要に応じて、ユーザー独自の新しい溶接シンボルをカスタマイズしたり、作成することも簡単にできます。
図面に溶接シンボルを配置した場合、標準の Creo 溶接シンボルライブラリに保存されている溶接シンボル名だけが認識されます。新しい溶接シンボルを作成すると、溶接シンボルライブラリの既存のシンボルが、新しいシンボルに置き換えられます。一般に、既存の溶接シンボルを再定義することをお勧めします。
溶接シンボルをカスタマイズすると、以下の操作を行うことができます。
• 可変テキストを必要に応じて追加します。
• 可変テキストのデフォルト値を変更します。
• 注記およびエンティティを必要に応じて追加または削除し、新しい注記とエンティティを任意のグループに配置します(またはグループに一切配置しない)。
• 既存の注記およびエンティティの外観を再定義します。
• 左引出線および右引出線の基準の位置を移動するか、ほかの引出線タイプを追加します。
• シンボル定義にパラメータを追加します。
溶接フィーチャーには、ANSI または ISO の溶接標準に準拠するシンボルを付けることができます。図面でサポートするシンボルの設定は、詳細モジュールの weld_symbol_standard コンフィギュレーションオプションで行います。
ISO では、以下の溶接シンボルをサポートしています。
• 非グルーブ - プラグ、スロット、およびスポット
• グルーブ - 直方、ベベル、V、U、および J
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注記 ベベルと V シンボルについては、 root_open がゼロより大きいと、急勾配のシンボルが使用されます。 prep_depth が材料の厚さより小さいと、緩勾配のシンボルが使用されます。
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