Creo チュートリアル > Creo Intelligent Fastener チュートリアル > 上級チュートリアル > 部品の統合とカスタマイズ > 練習 7 - IFX ライブラリにレガシーねじファスナーを統合する
  
練習 7 - IFX ライブラリにレガシーねじファスナーを統合する
1. Windows エクスプローラを使用して、以下のステップに従って、configuration フォルダへの書き込みのアクセス許可があることを確認します。
a. <creo ロードポイント> から、「Common Files」 > 「afx」の順にクリックします。afx フォルダが開きます。
b. configuration フォルダを右クリックして「プロパティ」(Properties) を選択します。
c. 「セキュリティ」(Security) タブで、configuration フォルダに対する書き込みのアクセス許可があることを確認します。書き込みのアクセス許可がない場合、自分で追加するか管理者までご連絡ください。
2. Windows エクスプローラを使用して、フォルダ IFX_custom_lib を作成します。そのフォルダに対する書き込みのアクセス許可があるかぎり、フォルダはどこにでも作成できます。IFX_custom_lib は新規のカスタムライブラリです。
3. <creo ロードポイント> から、「Common Files」 > 「afx」 > 「parts」の順にクリックします。parts フォルダが開きます。
4. parts から、ifx_catalogs および ifx_fastener_data フォルダとそのすべてのサブフォルダを IFX_custom_lib にコピーします。
5. Creo Parametric を起動します。
6. 「ファイル」(File) > 「オプション」(Options) > 「コンフィギュレーションエディタ」(Configuration Editor) の順にクリックし、コンフィギュレーションオプション show_selected_item_idyes に設定します。「OK」をクリックします。
7. ワーキングディレクトリを <ダウンロードしたファイルの場所>\IFXTraining\Migration_Asm に設定します。
8. ifx_migration.asm を開きます。Creo Intelligent Fastener 機能にアクセスするには、アセンブリを開いている必要があります。
9. Creo Parametric で、「ツール」(Tools) > 「Intelligent Fastener」 > 「オプション」(Options) の順にクリックします。「Intelligent Fastener - オプションダイアログ」(Intelligent Fastener - Options Dialog) ダイアログボックスが開きます。
10. 「PATH_ABS_LIBRARY」を選択し、「パスを選択」(Select path) をクリックしてから IFX_custom_lib にブラウズし、「開く」(Open) をクリックします。「値」(Value) ボックスにパスが表示されます。「OK」をクリックします。
11. Windows エクスプローラで、IFX_custom_lib にブラウズし、フォルダ myfasteners を作成します。
12. Creo Parametric で、「ファイル」(File) > 「オプション」(Options) > 「コンフィギュレーションエディタ」(Configuration Editor) の順にクリックし、フルパス名を入力するか「ブラウズ」(Browse) を使用して、コンフィギュレーションオプション search_pathmyfasteners フォルダに設定します。「OK」をクリックします。
13. Windows エクスプローラで、<ダウンロードしたファイルの場所>\IFXTraining\Legacy_Part にブラウズし、m6x60-din931.prtm6x70-din931.prt、および m6x75-din931.prt を新しいカスタムフォルダ myfasteners にコピーします。
14. Windows エクスプローラで IFX_custom_lib\ifx_catalogs にブラウズし、新しいファスナーインスタンスカタログファイル myfasteners.txt を作成します。
15. 以下のようにファイル myfasteners.txt を編集します。
#screws
legacy_fasteners
16. myfasteners.txt を保存して閉じます。
17. IFX_custom_lib\ifx_fastener_data フォルダから、iso4017–8_8.dat をコピーして名前を legacy_fasteners.dat に変更します。
18. 以下のようにファイル legacy_fasteners.dat を編集します。
!----------------------------------------------------------------------
! ISO 4017 - 8.8
!
! Hexagon head screw, fully threaded, product grades A and B
! Sechskantschraube mit Gewinde bis Kopf, Produktklassen A und B
!----------------------------------------------------------------------
SCREWTYPE 21
UNIT MM
SURFACE 126
AXIS 85
CBSCR DIN974-2 R1
INFO ISO 4017 - 8.8
SYMBOL STRING DN LG S K DG P
INSTANCE STRING DN LG S K DG P
m6x60-din931 M6 6 60 10 4 5 1
m6x70-din931 M6 6 70 10 4 5 1
m6x75-din931 M6 6 75 10 4 5 1
 
*注記 DAT ファイル内で値を区切るには、Tab キーを押します。
19. legacy_fasteners.dat を保存します。ただし、閉じないでください。
20. ファイル legacy_fasteners.dat にはファスナーのサーフェス ID と軸 ID が必要です。次のステップを実行して ID を特定します。
a. Creo Parametricm6x60-din931.prt を開きます。
b. グラフィックウィンドウで、軸にポインタを合わせ、ID 1440 をメモします。
c. 同様に、ファスナーヘッドにポインタを合わせ、ID 495 をメモします。
d. m6x70-din931.prt および m6x75-din931.prt を開き、そのサーフェス ID と軸 ID を取得します。
21. 一意のサーフェス ID と軸 ID を legacy_fasteners.dat に入力します。
SURFACE 495 495
AXIS 1440 1444
22. Windows エクスプローラで、<creo ロードポイント> から、「Common Files」 > 「afx」 > 「configuration」の順にクリックします。
23. Configuration フォルダで、sl_data.cfg を開きます。Diameters of couterbores のセクションをよく読んで、CBSCR が M6 ファスナーに適していることを確認します。ファイルを閉じます。
24. legacy_fastners.dat で、名前 INFOISO 4017 - 8.8 から New Legacy Fasteners に変更します。ファイルは以下のようになります。
!----------------------------------------------------------------------
! ISO 4017 - 8.8
!
! Hexagon head screw, fully threaded, product grades A and B
! Sechskantschraube mit Gewinde bis Kopf, Produktklassen A und B
!----------------------------------------------------------------------
SCREWTYPE 21
UNIT MM
SURFACE 495 495
AXIS 1440 1444
CBSCR DIN974-2 R1
INFO New Legacy Fasteners
SYMBOL STRING DN LG S K DG P
INSTANCE STRING DN LG S K DG P
m6x60-din931 M6 6 60 10 4 5 1
m6x70-din931 M6 6 70 10 4 5 1
m6x75-din931 M6 6 75 10 4 5 1
25. legacy_fasteners.dat を保存して閉じます。
26. Windows エクスプローラで IFX_custom_lib\ifx_catalogs にブラウズし、ifx_catalogs.txt を開いてそのファイルの #screws セクションに myfasteners を追加します。ファイルは以下のようになります。
#screws
myfasteners
mm
mm-HV
mm-Fine
inch
inch-structural
ANSI-ENGLISH
ANSI-METRIC
ISO
JIS
HoloKrome

#pins
mm
inch
ISO
JIS
HoloKrome
27. ifx_catalogs.txt を保存して閉じます。
28. Windows エクスプローラで、<creo ロードポイント> から、「Common Files」 > 「afx」 > 「text」 > 「usascii」の順にクリックします。
29. usascii フォルダで、ライブラリ翻訳ファイル ifx_translation.txt を開き、このファイルに次のヘルプテキストを追加します。
myfasteners.Label
My Fasteners
My Fasteners
myfasteners.HelpText
My Fasteners Library
My Fasteners Library
legacy_fasteners.HelpText
Converted Legacy Fasteners
Converted Legacy Fasteners
30. ifx_translation.txt を保存して閉じます。
31. Creo Parametric を再起動します。
32. ワーキングディレクトリを <ダウンロードしたファイルの場所>\IFXTraining\Migration_Asm に設定します。
33. ifx_migration.asm を開きます。
34. Creo Intelligent Fastener を使用して、新しいファスナーを配置するときの参照を選択します。「ねじファスナーの定義」(Screw Fastener Definition) ダイアログが開いた後、次のような変更を確認します。
「カタログ」(Catalog) リストで My Fasteners が使用可能になり、ツールヒントとして My Fasteners Library と表示される。
「ねじ」(Screw) リストで New Legacy Fasteners が使用可能になり、ツールヒントとして Converted Legacy Fasteners と表示されています。
35. ファスナーの配置を完了し、保存しないでアセンブリを閉じます。
36. 「ファイル」(File) > 「セッションを管理」(Manage Session) > 「非表示消去」(Erase Not Displayed) の順にクリックします。「非表示消去」(Erase Not Displayed) ダイアログボックスが開きます。
37. 「OK」をクリックして、すべてのファイルをメモリから消去します。