改良されたブレンドサーフェスのジオメトリを制御でき、それにより境界カーブの形状とプロパティをブレンドサーフェスの形状に適用できます。指定した境界カーブの影響を基準にしてブレンドサーフェスのジオメトリが変更されますが、その変更はサーフェス表示/解析ツールを使用しなければ見ることができない場合があります。境界カーブの影響が働いている場合、サーフェスは次のようになります。

１方向のブレンドサーフェスにおいて「正接」または「曲率連続」として指定された境界条件には、ブレンドサーフェスのサイドエッジが参照のサイドエッジに正接します。次の２つの図は、１方向のブレンドサーフェス上の境界カーブの影響の働きを示しています。１つめの図は、境界カーブの影響を使用しないで作成されたサーフェスを示しています。

２つめの図は、境界カーブの影響を使用して作成されたサーフェスを示しています。この例では、境界カーブはブレンドサーフェスの境界側の形状 (カーブ a とカーブ b) を決定するのに使用されています。

２方向ブレンドサーフェスにおいて、隣接する境界カーブ (選択した境界の境) の状態が、指定した境界に沿ったサーフェス形状に適用されます(次の図を参照)。境界１に境界カーブの影響を適用する場合、境界カーブ a と境界カーブ b の形状が、境界１に沿ったサーフェス形状に適用されます。

次の２つの図は、２方向のブレンドサーフェス上の境界カーブの影響の働きを示しています。サーフェス形状の微妙な違いを表示するために、ブレンドサーフェスはポーキュパイン曲率と一緒に描かれています。境界カーブの影響が使われる場合、ポーキュパインカーブは境界カーブの影響がないサーフェスより長く境界カーブの同じ曲率パターンを維持します。

１つめの図は、境界カーブの影響を使用しないで作成されたサーフェスを示しています。

２つめの図は、境界カーブの影響を使用して作成されたサーフェスを示しています。