ワークフロー - Creo Simulation Live
Creo Simulation Live を使用してモデルを解析するには、次の手順を実行します。
1. コンフィギュレーションオプション enable_creo_simulation_live の値を yes に設定します。
2. Creo を使用してモデルジオメトリを作成するか、モデルを開きます。
3. モデルに材料を指定します。
a. 「ファイル」(File) > 「準備」(Prepare) > 「モデル特性」(Model Properties) の順にクリックします。「モデル特性」(Model Properties) ダイアログボックスが開きます。
b. 「材料」(Materials) 領域の「変更」(change) をクリックして、「材料」(Materials) ダイアログボックスを開きます。
c. 材料を選択するには、Legacy-Materials および Standard-Materials_Granta-Design フォルダをブラウズします。ダブルクリックしてモデルに材料を追加します。「材料」(Materials) ダイアログボックスの「モデルの材料」(Materials in Model) 領域に、材料が表示されます。
d. 材料を選択し、「指定」(Assign) を右クリックして選択します。「OK」 をクリックして、材料をモデルに指定します。
4. ライブシミュレーションを設定 - 「ライブシミュレーション」(Live Simulation) をクリックします。デフォルトでは、構造解析は Structure1 という名前で作成されます。
a. 次のシミュレーション検討のいずれかを作成します。
▪ 構造解析 -
「シミュレーションを追加」(Add Simulation)
をクリックして、新しい構造解析をモデルに追加します。
▪ 熱解析 -
「シミュレーションを追加」(Add Simulation)
をクリックして、新しい熱解析をモデルに追加します。
▪ 固有値解析 -
「シミュレーションを追加」(Add Simulation)
をクリックして、新規の固有値解析をモデルに追加します。
5. 拘束条件を指定 - 環境に基づく異なる自由度についてモデルを拘束し、実在の環境をシミュレートします。熱解析では、モデルの熱境界を作成します。
6. 荷重を割り当て - 荷重をモデルに指定して、モデルが対象となる荷重条件をシミュレートします。
7. 結果を設定 -
「結果オプション」(Result Options) 
をクリックして、
「ライブシミュレーション表示オプション」(Live Simulation Display Options) ダイアログボックスを開きます。検討する結果タイプを選択します。
8. ライブシミュレーションを実行 -
「シミュレート」(Simulate) をクリックして、ライブシミュレーションを開始します。結果のフリンジプロットは、グラフィックウィンドウでモデルに表示されます。
9. 結果に基づいて、ジオメトリを変更することによって構想設計を修正します。材料、荷重、拘束条件、または結果オプションを変更することもできます。シミュレーション結果は、グラフィックウィンドウですぐに更新されます。
1 つのモデルでは、異なるタイプのシミュレーション検討を作成して、モデルの異なる設計要素について検討できます。アクティブなシミュレーション検討で、ライブシミュレーションが実行されます。
速度と精度のバランスを調整するには、
「設定」(Setup) >
「パフォーマンスオプション」(Performance Options) をクリックします。
「シミュレーションの精度」(Simulation Quality) ダイアログボックスが開きます。シミュレーションの速度を遅くし、精度を高くするには、スライダーを右に移動します。精度を犠牲にして、シミュレーションの速度を上げるには、スライダーを左に移動します。ライブシミュレーションの精度のデフォルト値を設定するには、コンフィギュレーションオプション
sim_live_result_quality を使用します。値は 0.05 から 1.0 まで変化し、0.05 の倍数で変更できます。