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最適化収束精度
「最適化収束精度」(Optimization convergence) を使用して、最適化の収束計算に使用される精度を指定できます。
最適化検討では、以下のいずれかの条件を満たすまで収束計算が繰り返され、モデルが調整されます。
前回の最適化ステップからの目標量の変化量が、初期値と比べて収束値の範囲内に収まった場合
目標量の変化量が設計変数に比べて収束値の範囲内に収まった場合 (目標対設計変数のグラフの傾きが 0 に近い場合)
指定した 1 つ以上の制限の範囲内では、カレントデザインポイントから目標をこれ以上改善できない場合
制限の適合判定にも収束値が使用されます。たとえば、収束値が 1 % の場合、Creo Simulate では制限値の ± 1 % の範囲が維持されます。
制限値がゼロに近い場合、最適化は指定された収束値の 10 分の 1 を制限の絶対値として使用します。たとえば、デフォルトの収束値である 1 を使用している場合、ゼロの制限値は、メジャーの値が 0.001 (1% の 10 分の 1) 以下である場合に制限が満たされていると判断します。
指定した収束値か「最大イテレーション数」(Maximum iterations) のどちらかに到達するまで、最適化検討が継続されます。
収束値として 0 から 100 の値を入力できます。ただし、0.1 未満か 25 より大きい数値を入力した場合、「閉じる」(Close) をクリックしたときに、入力した値をプロンプトで確認する必要があります。