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ストラテジー : 最適化検討を実行した後に
最適化検討を実行したら、引き続いて標準検討およびローカル感度解析検討を実行することができます。
時間を短縮するために解析収束パーセントを高くして最適化検討を実行すると、目標および制限の値の精度が高くないとしても、設計変数の値はたいてい有効となります。
それからその最適化検討に含まれている解析の収束値を下げ、設計変数を最適化値に設定して標準検討を実行することができます。この検討によって、目標およびその他の量について、より精度の高い結果が得られます。
また、収束値を下げた後で新しい最適化検討を実行することもできます。古い検討の設計変数の最終位置を新しい検討の初期位置として使用します。新しい最適化スタディによってより精度の高い結果が得られ、最適化されたモデルの形状をさらに微調整することができます。
最適化検討の任意の設計変数が標準サイズまたはその他の製造上の要件を満たしている必要がある場合、該当する設計変数を、最適化された値に最も近い標準サイズに設定して標準検討を実行することができます。それから、重要性の高いほかの量が引き続き最適化された値に近いままかどうか、標準検討の結果をチェックします。
最適化検討が終了したときに、目標量の変更が初期値と比較してごくわずかである、というメッセージがレポートファイルに表示された場合、ローカル感度解析を使用して目標量をチェックすることができます。各設計変数の開始位置を、最適化された位置に設定してください。
感度解析検討が完了したら、各設計変数に対する目標量をグラフ化し、各グラフの傾きがゼロに近いかどうか確認します。傾きがゼロに近くなっていない場合、最適化検討が最適化目標値に達していないことを示しています。この場合、最適化検討を再定義し直してもう一度実行してください。
再度最適化検討を実行する場合、新しい検討の始点として、最後に行った最適化検討によって得られた最終最適化モデルの設計変数値を使用します。
最適化検討において設計変数がわずかしか変更されなかった場合、Creo Simulate で目標メジャーのローカル最適値に達したことにより、デザインスペースが十分に試されなかった可能性があります。
この場合、より有望な設計変数位置の調査が行われるよう、Creo Simulate で設計変数の初期値を元の設定からずっと離れた値に設定してもう一度検討を実行します。
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