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ソルバーおよび要素データへ RAM を割り当てるときのガイドライン
ブロックソルバーと要素データのRAM割り当てのデフォルト値は最小値です。十分な容量のRAMとスワップ領域が利用可能な場合には、RAM割り当て量をデフォルト値より引き上げることで、パフォーマンスを大幅に改善できます。
デフォルト値以外の値を使用する場合にパフォーマンスを改善するには、次のガイドラインに従います。
ダイレクトソルバーが指定されている静解析またはプリストレス解析の場合、ブロックソルバーRAMにはマシンのRAM全体の1/2より少ない量を割り当ててください。この場合、要素データへ割り当てるRAMの量には特に影響しません。要素データへ割り振るRAMの場合、デフォルト値がもっとも適切な値です。
反復ソルバーが指定されている静解析またはプリストレス解析の場合、ブロックソルバーRAMと要素データに割り当てられるRAMの合計が、マシンのRAMの3/4を超えないようにしてください。まず初めに、マシンRAMの1/10の量をブロックソルバーに割り当てて、1/2の量を要素データに割り当てます。
固有値解析、プリストレス固有値解析、座屈解析の場合、ブロックソルバーRAMと要素データに割り当てられるRAMの合計が、マシンのRAMの1/2を超えないようにしてください。まず初めに、マシンRAMの1/4の量をブロックソルバーに割り当てて、1/4の量を要素データに割り当てます。
ブロックソルバーRAMと要素データへ割り当てられるRAMの合計が、マシンのRAMの3/4を超えないようにしてください。
ブロックソルバー RAM と要素データへの RAM 割当て量の詳細情報は、出力ファイルのディレクトリにある study/study.pas ファイルに記述されています。
ソルバー RAM の割り当てを設定する方法については、Solram の設定のガイドラインを参照してください。