Creo Simulate > 追加情報 > パフォーマンスの向上 > Solram の設定のガイドライン
  
Solram の設定のガイドライン
ソルバー RAM の割り当ては、solram という 1 つのパラメータを使用して設定します。
通常、メモリを大量に消費するアプリケーションがエンジン以外にコンピュータ上で実行されていない場合は、solram をマシンの RAM の半分に設定すると最適なパフォーマンスを得ることができます。たとえば、マシンに搭載されている RAM の量が 16 GB である場合、solram は 8 GB に設定するとよいでしょう。大規模なモデルになると、Creo Simulate では通常、モデルの要素データを処理するのにさらに多くの RAM が必要になることに注意してください。したがって、実行がうまくいくようにするために、solram をマシン RAM の 50% 以下に設定する必要がある場合もあります。
メモリを大量に消費するアプリケーションをコンピュータでほかに実行している場合、それに合わせて solram 割り当てを減らしてください。たとえば、大規模なアプリケーションを同時に 2 つ実行しているのであれば、solram をマシン RAM の 0.25 倍に設定します。ただし、2 つの大規模なジョブを両方同時に実行するよりも、多くの場合、片方が終わってからもう一方を実行するほうが速いです。
最適値は、マシンで実行されている他のプロセスや、マシンの有効スワップ領域の合計などの要因によって異なります。RAM 割り当て量を増やした結果としてパフォーマンスの劣化やスワップ領域不足が発生した場合には、デフォルト値から推奨最大値までの範囲内で RAM 割り当て量を増やすと、パフォーマンスをある程度改善できる場合があります。