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線形化基準について
線形化基準は、選択したラインセグメントの線形補間応力を計算する X、Y、Z 方向を与える座標系です。これは線形化セグメントの中間点にベクトルの 3 本の軸として表示されます。
線形化基準の定義方法を選択するには、「線形補間応力レポート」(Linearized Stress Report) ダイアログボックスの「基準」(Basis) リストを使用します。
「曲率によって定義」(Defined by Curvatures) - このオプションは「反対側のサーフェス上」(On Opposite Surface) によって「点 2」(Point 2) が定義されている場合にのみ使用できます。線形化基準は 1 つ目のサーフェスの主曲率の方向によって定義されます。この場合、X 方向はサーフェスの法線方向、Y 方向は最大曲率の方向、Z 方向は最小曲率の方向になります。
2D モデルの場合、Z 方向はモデルの平面に対して垂直になり、X 方向は境界カーブに垂直になり、Y 方向は X と Z に対して直角になります。
「応力値によって定義」(Defined by Stress Values) - フラットサーフェス (曲率 = 0) または曲率が一様なサーフェス (球サーフェス) でのデフォルト。線形化基準は YY 応力成分を使用して定義されます。この場合、X は点 1 から点 2 への方向、Y は点 1 における YY 応力成分が最大となる X に対して直角な方向となります。Z は X-Y 平面に対して直角です。
「点によって定義」(Defined by Point) - 「点選択」(Points Selection) コレクターを使用して点を選択します。点は線形化セグメントと同一直線上にあってはなりません。選択した点と線形化セグメントによって X-Y 平面が定義されます。X 方向は点 1 から点 2 への方向です。Z 方向と Y 方向は右手の法則によって決まります。
 
*注記 線形化基準は 2D モデルでは使用できません。
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