ネイティブモードおよび FEM モードでの材料の定義
Structure または Thermal で、モデルの材料を定義できます。Structure と Thermal の両方でモデルを処理する場合は、Creo Simulate で両方の製品に同じ材料が割り当てられます。たとえば、Structure モデルにアルミニウム 2014 の材料を指定すると、Creo Simulate では、アルミニウム 2014 が Thermal の材料としても想定されます。
ただし、Structure で使用できるいくつかの材料特性は Thermal で使用できる材料特性と異なります。たとえば、Structure ではヤング率およびポアソン率などの特性を定義でき、一方、Thermal では、伝導率や比熱を定義できます。
Creo Simulate では質量密度はソフトウェア全般で維持されます。つまり、Creo Simulate では Structure で定義した質量密度は Thermal の質量密度となり、逆も同様です。
ポアソン比、ヤング率、熱膨張係数を温度の
「関数」(Function)として定義することも、
「パラメータ」(Parameter)値を指定して特性を定義することもできます。値を入力するか、特性のテキストボックスを右クリックして、必要に応じて関数を定義するか、パラメータを指定できます。
「Structural」タブと
「Thermal」タブでは、実数量の
「パラメータ」(Parameter) のみを使用できます。
モデルの主要単位系として、定義済みの単位系を選択できます。
「材料定義」(Material Definition) ダイアログボックスで単位を変更した場合、以下のオプションがある
「パラメータ単位の変更」(Changing Parameter Units) ダイアログボックスが開きます。
• 「値を変換 (たとえば、1'' は 25.4mm になります)」(Convert Value (for example 1" becomes 25.4mm)) - Creo Parametric で Creo Parametric または Creo Simulate の既存のデータを新しい単位系に変換するには、このオプションを選択します。
• 「値を読み取り (たとえば、1'' は 1mm になります)」(Interpret Value (for example 1" becomes 1mm)) - 特性の値は正しいが単位が適切でない場合、このオプションを選択します。