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ビーム応力計算
ビームの仕上がりをレビューする際に、ビームごとに最大応力、最小応力、または最大絶対応力を確認できます。また、各ビームについて、Creo Simulate が曲げ応力をレポートする位置であれば、どの位置でも応力を確認できます。
標準のビーム断面タイプには、応力が表示できるポイントのデフォルト位置があります。一般断面では、応力計算ポイント Y と Z の座標を「ビーム断面定義」(Beam Section Definition) ダイアログボックスの「応力グリッド」(Stress Grids) エリアに入力する必要があります。スケッチ断面では、応力結果を表示する位置にある断面スケッチにデータム点を作成する必要があります。結果ウィンドウを定義する際、標準断面とスケッチ断面で使用できる応力計算ポイント位置がグラフィックとして表示されます。一般断面のグラフィックでは、デフォルト位置が表示されますが、「ビーム断面定義」(Beam Section Definition) ダイアログボックスの「応力グリッド」(Stress Grids) エリアで入力したポイント位置とは関係ない場合もあります。
Creo Simulate では、ビーム要素のせん断中心は、ニュートラル曲げ軸上にあると見なしますが、この判断が正しいのは一般に、対称的な 2 次元断面の場合のみです。モデリング中のビーム 2 次元断面が、曲がりのある一方または両方の主軸を中心に対称でない場合は、Creo Simulate によって報告される変位および応力が、適当でないことがあります。
FEM モードでビーム応力の結果をレビューする際には、いくつかの相違点があります。
MSC/NASTRAN ソルバーとともに実行して .xdb 結果ファイルを表示する場合は、FEM モード応力の応力計算ポイントだけが表示できます。
ビーム応力計算ポイントの最大値は 4 です。ネイティブモードと FEM モードで許可される応力計算ポイントの位置の比較については、各断面タイプのヘルプトピックを参照してください。
FEM モードでは、始点と終点で断面タイプの異なるビームを作成できます。Creo Simulate によって 2 次元断面が内部的に補間されます。断面タイプが始点と終点で異なるビームを作成すると、応力計算ポイントの結果は表示できません。