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マッピングされたメッシュのガイドライン
マッピングされたメッシュを作成する場合、次の点に注意します。
メッシュ領域はループモードで作成されます。エッジを参照として選択すると、エッジの 2 つの終点が参照コレクターに表示されます。サーフェスを参照として選択すると、その 4 つの頂点が参照コレクターに表示されます。
アセンブリのトップレベルに作成されているマップメッシュ制御だけがメッシュに影響を与えます。サブ構成部品に作成されているマップメッシュ制御は無視されます。
ボリュームがシェル圧縮されている場合、マップメッシュ制御は無視されます。
メッシュは周期対称参照と互換性を持つ必要があり、マップメッシュ領域のサブディビジョンの数が固定されているため、周期対称参照で作成されたメッシュ領域は無視されます。
メッシュ領域操作によって既存のエッジセットがマージされることがあります。サブディビジョン数が同じである場合、マージ後のエッジセットはマージ前のエッジセットからサブディビジョン数を継承し、そうでない場合、デフォルトのサブディビジョンになります。そのような場合、残ったエッジセットは以降もエッジセットコレクターに表示されます。これらの残ったサブエッジセットは、元のエッジセットからサブディビジョン数を継承します。
ネイティブモードでは、マップメッシュ領域に生成された要素には、すべての要素が満たす必要がある、エッジ、面の角度、曲率が同じという制限が適用されます。マップメッシュ領域のエッジと面の曲率には制限がありませんが、マップメッシュ領域は、要素のエッジと面が曲率の制限に準拠するのに十分な数のサブディビジョンがある必要があり、これはメッシュ領域の定義時ではなく、メッシュ生成時にのみ検証されます。
マップメッシュ制御がほかのメッシュ制御と重複している場合、その他のメッシュ制御よりもマップメッシュ制御が優先されます。ただし、モデルの領域ではその他のメッシュ制御がアクティブなままとなります。さらに、マッピングされたメッシュ内の隔離除外メッシュ制御の参照と接触する要素は解析時に除外できますが、そのサイズと形状は隔離除外メッシュ制御の影響を受けません。
半円形サーフェスは、三角形サーフェス (環形穴がある場合は四角形サーフェス) の特殊な事例です。次に示すように、半円形サーフェス領域と円柱ボリューム領域には四角形メッシュ領域と三角形メッシュ領域のみを作成できます。
構造化されていないメッシュでメッシュされたボリュームの境界サーフェス上に四角形マップメッシュ領域を作成した場合、構造化された境界メッシュはマップメッシュ制御に従ってメッシュされ、その他の境界とボリュームは構造化されていないメッシュになります。マップメッシュ制御では三角形のみが生成されます。マッピングされたメッシュによって生成された各四角形は 2 つの三角形に分割されます。作成されたメッシュが制御に従って境界サーフェス上にとどまるように、メッシャーはマップメッシュサーフェスに点を追加しないよう制限されています。マップメッシュ制御があるサーフェス上にシェルがある場合、三角形シェル要素が作成されます。
アセンブリモデルの場合、1 つのメッシュ領域のすべての要素節点が、隣接するメッシュ領域の対応する要素節点と一致してマージされなければなりません。あるマップ領域のエッジが別のマップメッシュ領域の対応するエッジと一致しなければなりません。
ネイティブモードでは、マップメッシュ領域がないモデルのすべての領域に、構造化されていないメッシュが作成されます。構造化されていないメッシュによってメッシュするボリュームの境界上の、マップメッシュ領域のフットプリントは残ります。マップメッシュ領域のフットプリント上の三角形は、構造化されていないメッシュの四面体の三角形の面とぴったり一致します。構造化されているメッシュの四角形は、自動三角-四角リンクがある構造化されていないメッシュの四面体の三角形の 2 つの面と一致します。マップメッシュ領域と構造化されていないメッシュ領域の両方を含むモデルの分解ビューを次の図に示します。
1. マップメッシュ領域のフットプリント上の四角形
2. 構造化されたマップメッシュがある構成部品
3. 構造化されていないメッシュがある構成部品
1. 構造化されていないメッシュ上の四面体の三角形の面
2. 構造化されたマップメッシュがある構成部品
3. 構造化されていないメッシュがある構成部品
FEM メッシュ領域はキルトサーフェス上にのみ作成できます。
2D モデルにマップメッシュ領域を作成する場合、マップメッシュに使用する 1 次サーフェスが、参照先の座標系の XY 平面上に存在する必要があります。さらに、サーフェスは 2D モデルの一部である必要があります。
次の例では、サーフェス 1 が XY 平面上にあるため、サーフェス 1 にのみマップメッシュ領域を作成できます。
1. XY 平面上のサーフェス
2. XY 平面外のサーフェス
3. XY 平面外のサーフェス
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