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絶対値および相対値による公差設定
「幾何公差設定」(Geometry Tolerance Settings) ダイアログボックスで幾何公差設定を指定する場合、以下のオプションを使用して、絶対値を指定するか、またはモデル、部品、フィーチャーなどに対する相対的な値を指定できます。
「モデルに相対的」(Relative to model) - エッジ、サーフェス、マージ距離など、ジオメトリエンティティのモデルのサイズに対する比率として公差を指定します。Creo Simulate で、モデルのサイズは、直交座標でモデルを囲む境界ボックスの対角線の長さを測定することによって決定されます。対角線の長さは、WCS を座標方向の基準として使用することにより、XY 境界ボックスの最小の頂点から最大の頂点に向けて測定されます。「モデルに相対的」(Relative to model) を使用する際は、モデルの WCS に対する相対的な向きに注意する必要があります。
部品モデルに対して「モデルに相対的」(Relative to model) を使用できる場合、このオプションはアセンブリ全体をキャプチャする際に特に便利です。
「部品に相対的」(Relative to part) - エッジ、サーフェス、マージ距離など、ジオメトリエンティティの部品のサイズに対する比率として公差を指定します。「モデルに相対的」(Relative to model) の場合と同様に、Creo Simulate で部品のサイズは境界ボックスの対角線の長さを測定することにより決定され、WCS に対する部品の相対的な向きに注意する必要があります。
アセンブリに対して「部品に相対的」(Relative to part) を使用すると、ジオメトリが指定した公差を満たしていない部品の境界ボックスと対角線が Creo Simulate によって自動的に計算されます。部品のジオメトリは、その部品の対角線に対して相対的に調整されます。「公差のマージ」(Merge Tolerance) の場合、合致サーフェスまたは重複サーフェスを持つ部品ペアの両方の部品の周りに単一の境界ボックスが Creo Simulate によって配置されます。
「絶対」(Absolute) - 公差設定を絶対値として指定します。
 
*注記 指定した公差設定によって Creo Simulate で使用可能なジオメトリが確実に生成されるようにするには、ダイアログボックスのすべての公差設定をデフォルト値の 10 % 以内に維持する必要があります。
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