Creo Simulate > Structure 問題および Thermal 問題のモデリング > メジャー > メジャーの基本 > グローバルメジャーおよびローカルメジャー > ニアーポイントメジャー
  
ニアーポイントメジャー
適用点からユーザーが指定した半径内にあるサンプリングポイントにおけるメジャー量が Creo Simulate によって評価されます。この場合は、Creo Simulate でメジャーに報告される量によって、点を囲んでいる面積に関する情報が生成されます。
「ニアーポイント」(Near Point) メジャーの場合、Creo Simulate指定した半径が 3 次元の球体として展開されます。このように、このメジャーが見なすモデル部分は、モデルのタイプをはじめコンターによって異なります。
ソリッドモデルの場合、「ニアーポイント」(Near Point) メジャーはサーフェスだけでなく、モデルの内部もサンプリングします。シェルモデルおよびビームモデルの場合、モデルジオメトリによって決定された 1 次元または 2 次元でサンプリングします。
モデルの複数の部分と交差する大きな半径を指定すると、モデルの適用点を含む部分のみが Creo Simulate によってサンプリングされます。
Creo Simulate では、解析に指定した描画グリッドからサンプリングポイントが決定されます。描画グリッドに高い数値を指定すると、サンプリングポイントの数が多くなり、解析の細分度が高くなります。描画グリッドの詳細については、構造解析の出力オプションを参照してください。
「ニアーポイント」(Near Point) オプションは、応力、歪み、熱流束、および温度勾配のメジャー量に使用可能です。「ニアーポイント」(Near Point) は、これらの量のいずれかに対して「最大」(Maximum)「最小」(Minimum)、または「最大絶対値」(Maximum Abs) 空間的評価方法を選択した場合にのみ使用することができます。空間的評価方法については、基本解析のカスタムメジャーの使用を参照してください。
下位レベルのアセンブリで定義されたメジャーを上位レベルのアセンブリに適用するには、部品レベルまたはサブアセンブリレベルでメジャーを定義するときに、「メジャーの定義」(Measure Definition) ダイアログボックスの「上位アセンブリレベルで表示可能」(Visible at higher assembly level) を選択します。構成部品にニアーポイントメジャーがあり、その構成部品がアセンブリに含まれている場合、アセンブリの解析にニアーポイントメジャーを含めて計算できます。Creo Simulate において、アセンブリレベルの解析でのメジャーの評価は、そのメジャーが定義された構成部品のみに制限されることに注意してください。Creo Simulate でシェルやビームでニアーポイントメジャーを評価する場合、すべてのポイントがシェルの厚みやビームの断面を通過して裏側までとどいているものと見なされます。
Creo Simulate では、選択した量に対して 1 つの値が報告されます。この値は、サンプルポイント間で検出される最大量、最小量、絶対最大量を反映します。Creo Simulate では、値のあるポイントの位置は提供されません。
グローバルメジャーとローカルメジャーに戻る