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グローバル空間的評価方法
グローバル空間的評価方法での処理では、以下の点を考慮してください。
Creo Simulate は、時間ステップまたは頻度ステップごとに各製図グリッドポイントのデータを回復する必要があるため、グローバル空間的評価方法を選択すると、動的解析に時間がかかる場合があります。
たとえば、時刻歴応答解析時に変位メジャーの「最大」(Maximum) を選択すると、すべての製図グリッドポイントの最大変位が計算されます。ソフトウェアでは、時間ステップごとにこのプロセスを繰り返します。
ただし、空間的評価のいずれかのタイプを使用してグローバルメジャーを定義した後は、同じタイプの空間的評価を使用する別のメジャーを計算する際に、処理時間がほとんど増えないことにも留意してください。
言い換えると、「フォンミーゼス」(von Mises) 応力メジャーをはじめ、最大主応力メジャーとして「最大」(Maximum) を指定した場合は、いずれかのメジャーだけを使用した動的解析の実行と、両方のメジャーを使用した解析の実行間には、明確な時間差はありません。
応力または圧力を量として選択する場合は、追加のオプションメニューを使用して、モデル位置の指定された半径内でソフトウェアがモデル全体を考慮するか、サンプルのさまざまなポイントを考慮するかを決定できます。後者のタイプのメジャーを、「ニアーポイント」(Near Point) メジャーと呼びます。「ニアーポイント」(Near Point) メジャーの詳細については、グローバルメジャーとローカルメジャーを参照してください。
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