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全荷重
このオプションを使用すると、エンティティの長さまたは面積沿いに荷重を分布させ、選択したエンティティに対する荷重の合計が、事前の予想とどの程度異なるかを知ることができます。カーブとエッジの場合、荷重の分布は「円弧長あたりの荷重」になります。サーフェスの場合、荷重の分布は「表面積あたりの荷重」になります。
次のガイドラインに従ってください。
複数のエンティティを選択すると、Creo Simulate で選択したすべてのエンティティに均等に全荷重が分布されます。
3D モデルの場合は、Creo Simulate で選択したエンティティに入力した全荷重が次のように分布されます。
エンティティ
全荷重の分布方法
カーブ、エッジ
荷重/エッジまたはカーブの長さの合計
サーフェス
荷重/サーフェスの面積の合計
2D 平面歪みモデルのモデリングデータはすべて単位深さで指定されるので、カーブまたはエッジに加わる全荷重は、単位深さあたりの全荷重として入力します。
2D 軸対称モデルの場合、カーブまたはエッジに加わる荷重によって、物理的な面積荷重が定義されます。このような荷重の量は、カーブ、エッジ、または 2D シェルで表されるサーフェスで入力します。
2D 平面歪みモデルまたは軸対称モデルの場合、サーフェスに加わる荷重によって、物理的なボリューム荷重が定義されます。このサーフェスによって表されるボリュームに加わる荷重の量を入力します。
モデルの長さまたは面積に変更を加えたり、感度解析設計検討または最適化設計検討時に Creo Simulate によってこれらに変更が加えられたりしても、全荷重の値は変わらずそのまま残ります。
たとえば、25 × 25 インチのサーフェスに 100 ポンドの荷重を定義すると、サーフェスの 1 x 1 インチの各領域には 0.16 ポンドの荷重が適用されます。Creo Simulate で 1 x 1 の領域にシュリンクするようにサーフェスが最適化されると、その残った領域に 100 ポンドの荷重が適用されます。したがって、そのモデルに適用される全荷重は 100 ポンドのままですが、荷重はかなり小さい領域によって支えられることになります。
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