ボルト初期荷重
ネイティブ Structure モードで、温度に依存しない等方性材料を使用したボリュームまたは構成部品をモデリングし、それに対するボルト初期荷重をシミュレートできます。ボリュームまたは構成部品にボルト初期荷重を適用した場合、荷重はボリュームまたは構成部品が軸方向に短くなるように作用します。
「ホーム」(Home) >
「初期荷重」(Preload) の順にクリックすると、
「初期荷重」(Preload) ダイアログボックスが開き、以下のアイテムが表示されます。
• 「名前」(Name) - 荷重の名前。
「名前」(Name) の横にあるカラーサンプルで、荷重で表示されるアイコン、分布、テキストの
色を変更できます。
• 「所属先セット」(Member of Set) -
荷重セットの名前。既存の荷重セットを選択するか、
「荷重セット定義」(Load Set Definition) ダイアログボックスを使用して新しい荷重セットを作成します。
「新規」(New) をクリックするとこのダイアログボックスが開きます。
|  注記 各荷重セットのボリュームごとに初期荷重を 1 つだけ作成できます。 |
◦ 「プリズム」(Prismatic) - 2 つの平らなベース対してすべてのサイドエッジが直交するソリッド。側面サーフェスもベースに直交していなければなりません。立方形ではプリズムの軸を特定できないので、ボルト初期荷重を作成する際に、立方形はプリズムボリュームと見なされません。
◦ 「一般」(General) - 任意のソリッド構成部品またはボリューム。一般ソリッドタイプでは、互いに平行な平面サーフェスが含まれている必要はありません。
| 注記 ジオメトリエンティティが事前に選択されていない場合、デフォルトで、 「ソリッドタイプ」(Solid Type) は 「プリズム」(Prismatic) に設定されます。 |
• 「参照」(References) - 荷重を適用するジオメトリエンティティのタイプ。ボリューム領域またはモデル全体を選択できます。「初期荷重」(Preload) ダイアログボックスを開く前にジオメトリエンティティを選択している場合、選択したジオメトリエンティティが参照コレクターに表示されます。ソリッドタイプが「一般」のボルト初期荷重を定義するには、「参照」(References) 領域の以下のアイテムを使用します。
◦ 「方向」(Direction) - 初期荷重の方向を定義する直線エッジ、カーブ、軸、またはサーフェスを選択します。選択した直線エッジ、カーブ、軸の方向、または選択した平面サーフェスに垂直な方向が定義されます。選択したジオメトリ参照が指定した方向で短くなります。
◦ 「2 次元断面面積」(Cross-sectional Area) - 選択したボリューム構成部品の 2 次元断面面積。正の実数値を入力します。
◦ 「長さ」(Length) - 選択したボリューム構成部品の長さ。正の実数値を入力します。
| 注記 ソリッドへの初期荷重を近似するため、ソリッドに対して負の内部歪み (イプシロン = -P/(EA)) が軸方向に適用されます。 |
• 「初期荷重」(Preload) - ソリッドタイプにかかわらず、任意の実数値を入力します。適用された初期荷重の方向に構成部品が短くなります。