ソリッドモデルまたはシェルモデルの定義
モデルは、ソリッドモデル、シェルモデル、または混合モデルとして定義できます。モデルタイプは、Creo Simulate で部品の定義に使用される要素のタイプを決定します。
• ソリッドモデルは、四面体、六面体、または五面体などのソリッド要素を使用してモデリングする部品です。
• シェルモデルは、三角形や四角形のようなシェルを使用してモデリングする部品です。一般的に、部品が長さおよび幅と比べて比較的薄いとき、シェルモデリングを使用します。シェルモデルの基準を満たすには、ネイティブモードまたは FEM モードで部品の厚みが一定または可変でなければなりません。
モデリングに使用する要素を変更するには、ネイティブモードでは、
「解析モデル化」(Refine Model) をクリックし、
「AutoGEM」の横の矢印をクリックし、
「設定」(Settings) をクリックします。FEM モードでは、
「ホーム」(Home) をクリックし、
「メッシュ」(Mesh) をクリックし、
「設定」(Settings) をクリックします。たとえば、三角形と四角形の両方を使用するのではなく、三角形だけを使用してネイティブモードのシェルモデルをモデリングするよう
Creo Simulate を設定できます。
• 混合モデルは、ソリッドモデルとシェルモデルの組み合わせで、ここにはシェル要素により適したモデルのエリアと、ソリッド要素により適したエリアがあります。
Creo Simulate のネイティブモードでは、デフォルトで、すべてのモデルがソリッドモデルとして処理されます。モデルが中間サーフェスシェルモデルまたは混合モデルとして処理されるように Creo Simulate を設定するには、中間サーフェスシェルを使用してモデルまたはモデルの一部の領域を定義してから、モデルをメッシュして解析する必要があります。
• モデルをシェルモデルとしてメッシュして解析するには、
「モデルを微調整」(Refine Model) をクリックし、次に
「AutoGEM」の横の矢印をクリックします。
「中間サーフェス」(Midsurface) をクリックします。シェルペアを作成すると、
「中間サーフェス」(Midsurface) オプションがデフォルトで選択されますが、シェルを作成したモデルを使用して新しいセッションを開始した場合は、設定を確認する必要があります。たとえば、モデルのサーフェスにシェルペアを定義しているが、シェルを削除せずにそのモデルをソリッドとして解析するには、
「モデルを微調整」(Refine Model) をクリックし、次に
「AutoGEM」の横の矢印をクリックします。
「ソリッド」(Solid) をクリックします。
• 中間サーフェスシェルとソリッドが混合するモデルとしてメッシュして解析するには、
「モデルを微調整」(Refine Model) をクリックし、次に
「AutoGEM」の横の矢印をクリックします。
「ソリッド/中間サーフェス」(Solid / Midsurface) をクリックします。
• シェルペアを作成すると、
Creo Simulate でアセンブリ内の部品をリンクする
結合要素がデフォルトで作成されます。AutoGEM メッシュの際に結合要素が作成されないようにするには、
「AutoGEM 設定」(AutoGEM Settings) ダイアログボックスの
「設定」(Settings) タブにある
「結合要素を作成」(Create bonding elements) チェックボックスをオフにします。
FEM モードでも、メッシュを作成する前に
メッシュモデルのタイプを選択します。