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部品内のギャップ
単一部品モデルのペアの方法によって、Creo Simulate で中間サーフェスにギャップが発生することがあります。ギャップは中間サーフェスが接触しないモデルの断面です。
多くの場合、ソリッドモデルの対称でない部分にはギャップが発生します。非対称モデルでは、モデルのさまざまな断面が異なる厚さを持ち、断面の中間サーフェスは重なりません。そのため、個々のシェルペアに厚さ定義する場合、サーフェスは接触しません。
また Sheetmetal モデルでも、フィーチャーの作成方法によってはギャップが発生することがあります。これは、Sheetmetal では通常、共通のフィーチャーのフェースやウォールの結合部がマージされないためです。
次のソリッドモデルには 2 つのギャップがあります。
モデリング情報がギャップ間を通過しないことに注意してください。たとえば、上記のモデルの断面 a の終点を固定する拘束条件セットを作成する場合、断面 b および c はこの拘束を受けません。
解析中にギャップが問題を発生することがあります。Creo Simulate では、ここで説明した拘束条件セットを使用して例のモデルの解析が行われます。3 つの独立ボディとしてモデルが解釈され、そのうちの 1 つだけが拘束されます。モデルに拘束なしのボディが含まれているので、Creo Simulate にはエラーメッセージが表示され、解析が停止します。
モデルを精密に検査してギャップを見つけることにより、この問題を修正できます。ギャップが見つかったら、次のいずれかの操作を実行できます。
厚みタイプとして「可変」(Variable) を選択して、周囲のジオメトリにペアを再定義します。詳細については、「シェルペア定義」ダイアログボックスを参照してください。
非対称モデルに可変厚みペアを定義した場合、Creo Parametric 部品と解析モデルとの間にわずかな形状の差異が生じることがあります。可変厚みを使用する前に、Creo Simulate に形状変化のタイプが使用可能かどうかを確認します。
Creo Parametric の部品ジオメトリを再生し、中間サーフェスの重複を改善します。
モデルをシェルではなくソリッドとして処理します。
Sheetmetal モデルについては、「ウォールをマージ」(Merge Wall) コマンドを使用してフィーチャーを再生します。マージされたウォールおよびその作成方法については、Creo Parametric ヘルプセンターの「シートメタル」機能領域を参照してください。