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フォース-たわみカーブ
剛性が可変のばねを定義するには、「ばねの定義」(Spring Definition) ダイアログボックスの「引張りのフォース-たわみ変化」(Extensional Force-Deflection Variation) ドロップダウンリストから「フォース-たわみカーブ」(Force-Deflection Curve) を選択します。フォース-たわみカーブを使用してばねの引張り特性を定義できます。フォース-たわみ関数は、ばねのたわみが生じるために必要なフォースを指定します。フォースの正の値は張力を示し、負の値は圧縮を示しています。たわみの正の値は引張りを示し、負の値は収縮を示しています。
「フォース-たわみカーブ」(Force-Deflection Curve) を選択した場合、「ばねの定義」(Spring Definition) ダイアログボックスに ボタンが表示され、「引張りのフォース-たわみ変化」(Extensional Force-Deflection Variation) 領域に「フォース係数」(Force Factor) ボックスが表示されます。フォース係数には負でない実数値を入力します。
をクリックすると、「関数」(Functions) ダイアログボックスが開きます。フォース-たわみカーブにはシンボル関数またはテーブル関数を作成できます。この関数の独立変数は、長さの単位を持つたわみです。従属変数は単位がない量です。フォース-たわみカーブは (0,0) を通る必要があるので、フォース-たわみカーブのテーブル関数では対数補間を使用できません。
「関数定義」(Function Definition) ダイアログボックス「負のたわみをミラー: f(たわみ) = -f(-たわみ)」(Mirror for negative deflections: f(deflection)=-f(-deflection)) チェックボックスをオンにすると、指定されている関数の公式に従って、たわみが正の場合のばねのフォースが計算されます。たわみが負の場合、対称フォース関数が使用されます。このチェックボックスがオフの場合、正 (引張り) と負 (圧縮) のたわみが計算されます。このチェックボックスはデフォルトでオンになっています。
この関数をグラフ化すると、安定性チェックが実行され、定義されているフォース-たわみカーブが負でなく、指定されている範囲内で勾配が正であることが確認されます。
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