例: 隣接サーフェスの延長

次に示すモデルでは、上側サーフェスしとて a、下側サーフェスとして b を使用してシェルペアが作成されています。

隣接するソリッドサーフェスをシェルペア a-b の中間サーフェスと交差するように延長することはできません。「隣接サーフェスを延長」(Extend Adjacent Surfaces) チェックボックスがオフになっている場合、シェルペアサーフェスと隣接するソリッドサーフェスとの間の境界に追加の切断サーフェスが Creo Simulate によって挿入されます。この場合、次に示すようなソリッド-中間サーフェス圧縮が行われます。

同じモデルで「隣接サーフェスを延長」(Extend Adjacent Surfaces) チェックボックスがオンになっている場合、隣接サーフェスの延長がシェル配置サーフェスと交差しないので、「ソリッド/中間サーフェス」(Solid / Midsurface) 圧縮は失敗します。

注記 Mechanica 4.0 以前のリリースで作成されたモデルで混合圧縮を可能にするには、シェルペア圧縮の対象でない隣接サーフェスにシェルペアの上側サーフェスと下側サーフェスが正接する場合、「隣接サーフェスを延長」(Extend Adjacent Surfaces) チェックボックスをオフにする必要があります。

サーフェス a と c を上側サーフェスとして使用し、サーフェス b と d を下側サーフェスとして使用して定義されている、可変板厚シェルペアを次の図に示します。

「隣接サーフェスを延長」(Extend Adjacent Surfaces) をオンにした場合、次のようなソリッド/中間サーフェス圧縮が行われます。

「隣接サーフェスを延長」(Extend Adjacent Surfaces) がオフになっている場合、シェルペアサーフェスに垂直な追加の切断サーフェスがシェル配置サーフェスと交差しないので、圧縮は失敗します。