ビームの Y 方向
ビームの
XY 平面の方向を指定するには、
「ビーム定義」(Beam Definition) ダイアログボックスで、WCS を基準にして平面の Y 方向を定義します。X 軸は、ビーム長さに沿っています。Y 方向では、ベクトル座標を入力するか、ジオメトリエンティティを選択して方向を指定します。次に、
Creo Simulate でビーム処理座標系の Z 軸が XY 平面に対して垂直に定義されます。この方法で定義した Y 軸と Z 軸により、
BACS の方向が決まります。
ビームの Y 方向を定義するには、次のいずれかのオプションを選択します。
• 「点によって定義された Y 方向」(Y-Direction defined by Point) - ビームの X 軸および Y ベクトルにより、ビームの始点から、選択したデータム点または頂点まで延長するビームの XY 平面を定義します。
• 「エッジによって定義された Y 方向」(Y-Direction defined by Edge) - FEM モードのみ。ビームの X ベクトルと、選択したエッジへのビームの始点からの投影を使用して、ビームの XY 平面を定義します。
• 「カーブによって定義された Y 方向」(Y-Direction defined by Curve) - FEM モードのみ。ビームの X ベクトルと、選択したデータムカーブへのビームの始点からの投影を使用して、ビームの XY 平面を定義します。
• 「軸によって定義された Y 方向」(Y-Direction defined by Axis) - ビームの X ベクトルと、ビームの始点を通り、選択した軸に平行なベクトルを使用して、ビームの XY 平面を定義します。
• 「サーフェスによって定義された Y 方向」(Y-Direction defined by Surface) - FEM モードのみ。ビームの X ベクトルと、選択したサーフェスへのビームの始点からの投影を使用して、ビームの XY 平面を定義します。
• 「WCS のベクトルによって定義された Y 方向」(Y-Direction defined by Vector in WCS) - ベクトルの X、Y、および Z 成分を入力して、ビームの Y 方向を定義します。デフォルトは 0, 1, 0 であり、WCS の正の Y 軸と平行に Y 方向が定義されます。