Creo Simulate > 参照リンク > 形状変更の問題解決
  
形状変更の問題解決
モデルをレビューまたはアニメーションする場合、設計変数が予期しない方法でモデルの形状を変更することがあります。このような状況になり、なぜ予期せぬ変更が起こったのかが判断できない場合は、次を使用して矛盾または問題を探します。
リレーション - リレーションの問題は予期せぬ形状変化の一般的な原因です。リレーションを使用して寸法を互いに移動する場合は、そのリレーションをレビューするか、または Pro/PROGRAM ファイルを見ます。リレーションまたはリレーション間の矛盾の中にしばしばエラーが発見されます。Pro/PROGRAM の詳細については、Creo Parametric ヘルプセンターの「部品モデリング」領域を参照してください。
複数リレーションの Creo Parametric パラメータ - 複数のリレーションで表示される Creo Parametric パラメータが予期せぬ変更の原因になります。Creo Parametric パラメータに関連するすべてのリレーションをレビューし、それらの関連を理解するようにします。忘れていたリレーションを捜し出すようにします。
親子関係 - 子の寸法は、親の寸法の変更に応じて、予期せぬ方法で移動したり、フリーズしたりすることがあります。このため、親フィーチャーの移動で、子の形状または位置の変更を見ることができます。この問題の可能性がある場合は、部品の親子関係をレビューし、必要に応じて寸法変更します。
データム平面または中心線に基づいた寸法 - データム平面または中心線を使用して、部品にフィーチャーを配置できます。この種類の寸法配置は、フィーチャーの移動を凍結します。その他には、フィーチャーの中央揃えを維持せずにフィーチャーの位置を移動するサイズ変更をもたらします。
この問題がある場合は、設計変数を追加して配置寸法とサイズ寸法を移動します。代わりに、部品を寸法変更したり、またはリレーションを再定義できます。
スケッチャー仮定 - 部品を寸法表示する場合、Creo Parametric のスケッチャーは、部品における寸法が明らかでない領域について仮定を作成します。これらの仮定は、不要な部品移動をもたらすことがあります。
たとえば、L ブラケットを設計しており、1 つのレッグの幅を寸法表示する場合、スケッチャーは、両方のレッグに等しい幅を仮定します。この寸法に設計変数を作成する必要がある場合は、Creo Simulate で設計変数を持つレッグだけではなく両方のレッグの幅が移動します。
この問題がスケッチャー仮定の結果である場合は、余分な寸法を追加してスケッチャー仮定に対応します。