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例: リレーション
適切に定義されたリレーションでは、複雑な形状変化を少ない設計変数で作成できます。たとえば、リレーションを使用して、次の長方形スロットのサイズを比率と中央揃えを維持したまま縮小できます。この図で、スロットが、回転を目的としてデフォルトのデータム平面に寸法表示されていることに注意してください。
この場合、スロットの幅 (slt_width) は、スロットの長さ (slt_length) の 3/4 になります。この比率を維持して、スロットがモデルの中心に留まるようにするには、次のリレーションを指定します。
リレーション 1 - 配置幅 (dtm_wid) を配置長 (dtm_len) に連結します。これによりスロットはその中心を維持したまま拡大、縮小します。このリレーションは次のとおりです。
dtm_wid = (3*dtm_len)/4
リレーション 2 - slt_width を slt_length に連結します。これによりスロット長の変化に応じて幅も変化します。このリレーションは次のとおりです。
slt_width = (3*slt_length)/4
リレーションは、dtm_widとslt_widthを制御するので、dtm_lenとslt_lengthの設計変数のみを作成します。これらのリレーションがない場合は、4つの設計変数を作成して、寸法ごとに移動をシミュレートする必要があります。
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