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「サーチツール」ダイアログボックス
「ツール」(Tools) > 「サーチ」(Find) の順にクリックして「サーチツール」(Search Tool) ダイアログボックスを開きます。サーチツールを使用して、シミュレーションエンティティのサーチ、規則の定義、サーチ基準の指定を行います。
「サーチツール」(Search Tool) ダイアログボックスには以下のアイテムがあります。
「サーチ」(Look for) - 「シミュレーションモデルオブジェクト」(Simulation Modeling Object) がデフォルトで選択されています。
「サーチ先」(Look in) - これはアセンブリにのみ使用できます。シミュレーションエンティティをサーチするリストから構成部品またはアセンブリを選択します。アセンブリのサブモデルに含まれるシミュレーションエンティティをサーチする場合は、「サブモデルを取り込み」(Include submodels) を選択します。
Creo Simulate では、モデル内のシミュレーションエンティティを調べるために、「属性」(Attributes) タブと「ステータス」(Status) タブを使用します。「属性」(Attributes) タブを使用では、シミュレーションエンティティのクラスをサーチできます。「ステータス」(Status) タブでは、モデル内に作成したレイヤー上のシミュレーションオブジェクトを検索できます。
「サーチツール」(Search Tool) ダイアログボックスの「属性」(Attributes) タブでは、選択したモデル内のシミュレーションエンティティを検索する際に使用する Creo Simulate 用の規則を定義できます。「名前」(Name)「タイプ」(Type)「定義式」(Expression)、または「プロパティ」(Property) で規則クラスを選択することによりサーチできます。このダイアログボックスの「基準」(Criteria) エリアのフィールドは、選択した規則クラスに応じて変わります。
「名前」(Name) - シミュレーションエンティティを「名前」(Name) でサーチします。必要な「比較」(Comparison) 演算を利用可能なリストで選択することによりサーチ基準を指定します。「値」(Value) リストで必要な値を選択または入力するか、シミュレーションエンティティの名前を手入力します。選択したモデルに基づき、実行時に、「値」(Value) リストのフィールドに値が設定されます。「比較」(Comparison) フィールドと「値」(Value) フィールドで指定された値に合致するシミュレーションエンティティが Creo Simulate によってモデル内でサーチされます。
たとえば、比較演算として「等しい」(is equal to) を選択し、BEAM1 という値を指定した場合、Creo Simulate で BEAM1 という名前のエンティティがサーチされ、その検索結果が「アイテムを検出」(items found) ウィンドウに表示されます。また、これらのアイテムは、Creo Simulate のモデルツリーでハイライト表示されます。
「タイプ」(Type) - シミュレーションエンティティを「タイプ」(Type) でサーチします。必要な「比較」(Comparison) 演算、エンティティが属する「カテゴリ」(Category)、エンティティの「値」(Value) をリストで選択することによりサーチ基準を指定します。
「定義式」(Expression) - シミュレーションエンティティを「定義式」(Expression) でサーチします。シミュレーションエンティティの場合、サーチツールで使用可能なパラメータは実数だけです。必要な「シンボル」(Symbol)「比較」(Comparison) 演算、およびエンティティの「値」(Value) をリストから選択することで、サーチ基準を指定します。「シンボル」(Symbol) フィールドでは、シミュレーションエンティティをパラメータ名によってサーチできます。モデル内のシミュレーションエンティティで使用されているパラメータのみを選択できます。Creo Simulate「シンボル」(Symbol)「比較」(Comparison)「値」(Value) の各フィールドに指定した値と一致するシミュレーションエンティティがモデルでサーチされ、サーチ結果が「アイテムを検出」(items found) ウィンドウに表示されます。
指定したシンボルを含むシミュレーションエンティティをサーチするには、「指定のみ」(Designated Only) オプションを選択します。「パラメータ」(Parameters) ダイアログボックスで「指定」(Designate) の表示があるエンティティのみを「シンボル」(Symbol) リストで選択できます。
「プロパティ」(Property) - シミュレーションエンティティを「プロパティ」(Property) でサーチします。必要な「プロパティ」(Property) タイプと「比較」(Comparison) 演算を選択することによりサーチ基準を指定します。「値」(Value) フィールドでエンティティの値を選択するか手入力します。
エンティティの値に関して、B* というように、英字の後にワイルドカードを入力することもできます。ワイルドカードは、* で表します。
「ステータス」(Status) タブは、モデルに対して定義したレイヤーのコンテンツを調べる場合に使用します。Creo Simulate で作業する場合、「ステータス」(Status) タブには有効なオプションボタンとして、「レイヤー」(Layer) ボタンだけが表示されます。「レイヤー」(Layer) オプションボタンを使用すると、モデル内で利用できるレイヤーがすべて一覧表示されます。「レイヤー」(Layer) は規則であり、これにより「比較」(Comparison) フィールドで比較演算を選択し、「値」(Value) フィールドで必要な値を選択して、モデル内の任意のレイヤーに存在するシミュレーションエンティティをサーチできます。
「値」(Value) リストには、レイヤーツールやサーチツールのクエリー構築など、レイヤーの作成方法に関係なく、モデル内のレイヤーがすべて含まれます。また、Creo ParametricCreo Simulate のどちらでレイヤーが作成されたかも関係しません。「新規追加」(Add New) オプションを選択して、新しいレイヤーを「クエリー構築」(Query Builder) に追加します。
「サーチツール」(Search Tool) ダイアログボックスの「オプション」(Options) ボタンを使用することで、クエリーを作成し、そのクエリーを保存し、選択アイテムをハイライト表示し、フィルタされた選択結果を表示することにより、選択したモデル内でシミュレーションエンティティを検索することもできます。
「サーチツール」(Search Tool) ダイアログボックスの 「サーチ」(Find Now) オプションは、フィルタを使って検出されたシミュレーションオブジェクトのリストを表示するのに使用します。合致するオブジェクトが 1 つだけの場合は、そのオブジェクトがハイライト表示されます。合致したオブジェクトが複数の場合は、オブジェクトを選択すると Creo Simulate でハイライト表示されます。サーチ結果を「アイテムを検出」(items found) ウィンドウで確認できます。「新規サーチ」(New Search) オプションは、新規サーチの規則、演算、基準を定義して、検索を新たに開始する場合に使用します。
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