プロセスガイドテンプレートの設計
プロセスガイドテンプレートは Creo Simulate の熟練ユーザーによって設計されます。初心者はこのガイドに従うことで、設計や解析を行うときに必要なすべてのステップを実行できます。テンプレート設計者は、モデルに関して特定の範囲のシミュレーション要件を満たすテンプレートを個別に作成するようにしてください。プロセスガイドには、解析を設定および実行するユーザーを対象としたステップごとのガイドが含まれています。モデルのシミュレーション要件ごとに別々のテンプレートを設計することが可能です。テンプレートを設計する場合、次の点を考慮する必要があります。
• モデルおよびその構成部品の設計要件
• 設計対象のモデルまたは構成部品の実際のジオメトリ
• 荷重や拘束条件など、実世界でのモデルの環境
• 静解析、固有値解析、プリストレス解析、座屈解析、振動解析など、実行する解析のタイプ
• 結果を評価する方法
• 設計目標
プロセスガイドテンプレートは、構造が事前に定義されている XML ファイルです。次のいずれかのツールを使用して、プロセスガイドテンプレートを作成できます。
• テキストエディタまたは XML エディタ - この場合、プロセスガイドテンプレートの構造を理解し、必要に応じて
適切なタグを使用する必要があります。
プロセスガイドテンプレートは次の
要素からなります。
• ヘッダー要素
• プロセス要素
使用言語固有の制限事項
Creo Simulate では、任意の言語を使ってプロセステンプレートを作成できます。タスクをプロセステンプレートに定義する際に、そのタスクに関する説明やラベルを Creo Simulate でサポートされている言語を使って追加できます。Creo Parametric では、所定のタイプの言語エンコーディングだけがサポートされています。英語以外の言語で記述したタスクの説明やラベルがテンプレートに含まれている場合、ファイルヘッダーでエンコーディングタイプを指定する必要があります。日本語のエンコーディングタイプとして有効な値は、SJIS (Windows のみ) と UTF-8 です。
日本語文字が含まれるプロセステンプレートファイルにエンコーディングタイプを設定するには、XML テンプレートファイルの一番上に次の行を追加します。
<?xml version="1.0" encoding="SHIFT_JIS"?>
または
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>