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解析精度
このは、時間ステップを決定するために使用する、許容小数点部分温度エラーを表します。時間ステップは、荷重と拘束によっては、分析中に何桁も変わる場合があります。解析の開始時点では、時間ステップは特に小さくなることがあります。解析の開始時点ではモデルのエネルギーノルムはゼロであるため、エネルギーノルムにおけるエラーは小さな値で正規化されます。
この値は、温度変化値と連動して、時間積分の精度を制御するために使用されます。たとえば、「精度」(Accuracy) を 0.001 の値に、「予想される温度変化」(Estimated Temperature Variation) を 200 の値に設定すると、Thermal エンジンは、温度の時間ステップエラーを 0.2 度以下の値に保とうと試みます。
Creo Simulate では、要素エッジの多項式次数と数値積分で使用される時間ステップを変化させることにより、非定常熱伝導解析の精度が制御されます。これらの値は、解析の進行とともに変化します。非定常熱伝導解析では、「解析定義」(Analysis Definition) ダイアログボックスの時間ステップのサイズは、「精度」(Accuracy) および「想定される変化」(Estimated Variation) という 2 つのパラメータの影響を受けます。
温度エラーは、予想する温度変化と精度の積よりも少なくなければなりません。