ストラテジー: 接触を含む静解析の効果的な使用
接触を含む静解析中に問題が発生した場合、以下の項目を確認してください。
• 接触インタフェースが摩擦なしの場合、接触サーフェスの接線方向に移動しないようにモデルが正しく拘束されているか
摩擦がない接触では法線方向だけが拘束されることに注意してください。
• 接触インタフェースにおける相互溶け込みの初期値が大きすぎないか
• 失われた接触があるか
• メッシュ再分割における接触周辺の要素の大きさはどのぐらいか
接触領域周辺で応力と圧力の正確な結果を得るために、領域をデータム点でシードすることにより接触領域に隣接する要素のサイズを制限してください。これらの要素のサイズは、領域のそれ以下にする必要があります。Creo Simulate でサイズの矛盾が検出された場合、以下の警告メッセージがサマリーファイルに表示されます。
接触の隣接要素エッジサイズと比べて接触領域が小さいです。接触に近い圧力結果が必要な場合は、シングルパスアダプティブ収束精度を使用し、「局所メッシュ再分割」(Localized Mesh Refinement) を選択します。