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収束判定方法
収束精度によって、計算結果のおおよその精度を知ることができます。設計検討実行中に解析が収束精度に達しなかった場合、この解析結果は期待されているほど正確ではない可能性があります。このような場合には、モデルを修正する必要があります。
Creo Simulate で解析の実行時に使用される収束判定方法を 1 つ選択します。
「マルチパスアダプティブ」(Multi-Pass Adaptive) - 収束条件を満たすまで、多項式の次数を増やしながら計算が行われます。
「シングルパスアダプティブ」(Single-Pass Adaptive) - 最初のパスは多項式次数 3 で実行され、応力誤差のローカル推定値が計算されます。この誤差推定値を使用して、Creo Simulate で新規の多項式次数の分布が決定され、最終パスが実行されます。
「クイックチェック」(Quick Check) (収束判定無し) - 一様多項式次数 3 でシングルパスが実行されます。この方法を使用して、定義した解析が正しいかどうかを検証できます。
次の表に、解析とモデルタイプ別に使用できる判定方法を示します。
解析タイプ
マルチパスアダプティブ
シングルパスアダプティブ
クイックチェック
線形静解析、固有値解析
使用できます。
3D モデル、2D ソリッドを使用した平面歪み/軸対称モデル、2D シェルを使用した平面応力モデルでのみ使用できます。
使用できます。
プリストレス固有値解析、座屈解析
使用できます。
3D モデルでのみ使用できます。
使用できます。
プリストレス静解析
使用できます。
使用できません。
使用できます。
大変形を含む静解析
使用できません。
使用できます。
使用できます。
接触インタフェースを使用したモデルの静解析
大変形が計算されない場合にのみ使用できます。
使用できます。
使用できます。
弾塑性材料を使用したモデルの静解析
使用できません。
使用できます。
使用できます。
超弾性材料を使用したモデルの静解析
使用できません。
使用できます。
使用できます。