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解析で使用する量の計算
次のいずれかまたはすべての量を計算できます。
「応力」(Stresses) - 応力を計算します。時刻暦応答解析、周波数応答解析、またはランダム応答解析で使用される固有値解析とプリストレス固有値解析の場合、このチェックボックスをオンにすると応答解析の速度が上がります。このチェックボックスのデフォルトの状態を制御するには、コンフィギュレーションファイルオプション sim_modal_stress_superposition を使用します。
 
*注記 応答解析で使用されない固有値解析またはプリストレス固有値解析を実行する場合、「応力」(Stresses) チェックボックスをオンにしてもパフォーマンスには影響がありません。応力の解析結果を表示するには、「応力」(Stresses) チェックボックスをオンにします。
「回転移動」(Rotations) -各 WCS 軸を中心とした回転をモデル全体について計算します。このアイテムが選択されていても、モデルがソリッド要素のみで構成されている場合は、Creo Simulate で回転角は計算されません。上記の要素タイプでは、回転角は常にゼロです。
「反力」(Reactions) ‐ 拘束ポイントおよび拘束エッジでの反力とモーメントを計算します。リンク、ビーム端解放、ファスナー、溶接、直交座標系以外の座標系、または WCS と直交しない直交座標系に関連する拘束条件での反力のデータは Creo Simulate によってレポートされません。
「ローカル応力誤差」(Local Stress Errors) - ローカル応力誤差推定値を計算します。
「質量寄与係数」(Mass Participation Factors) - 固有値解析の最後に質量寄与係数と有効質量を計算して記録します。これらの値はサマリー .rpt ファイルに記録されます。この情報を基に、動的応答を正確に取得するために追加のモードが必要であるかどうかを判断します。
このチェックボックスは、固有値解析とプリストレス固有値解析でのみ使用できます。
「プライ応力」(Ply Stresses) - 積層の各プライに加わる応力を計算します。このオプションは、モデルが積層シェル特性を持つ場合にのみ表示され、「応力」(Stresses) を選択した場合に利用できるようになります。「プライ応力」(Ply Stresses) オプションは、接触解析では利用できません。
「負の座屈荷重係数をフィルタ」(Filter negative buckling load factors) - このチェックボックスは座屈解析でのみ使用できます。このチェックボックスがオンになっている場合、Creo Simulate で要求した座屈モードよりも多くの座屈モードが計算され、要求に応じて、負でない座屈荷重係数の正確な数値がレポートされます。負の座屈荷重がフィルタされたことを通知するメッセージが *.rpt ファイルに出力されます。
「出力」(Output) 領域で選択されていない量の結果にはアクセスできません。
静解析、プリストレス静解析、大変形静解析、接触解析、および座屈解析では、解析ダイアログボックスで「応力」(Stresses) および「回転移動」(Rotations) を選択しなくても、すべての応力および回転のメジャーが計算されます。ただし、「応力」(Stresses)「回転移動」(Rotations)、または「反力」(Reactions) を選択した場合、同じ結果は得られません。