Creo Simulate > 解析の作成 > 構造解析 > 静解析とプリストレス静解析 > 収束精度オプション > 座屈解析の収束量
  
座屈解析の収束量
「収束精度」(Convergence) タブで「マルチパスアダプティブ」(Multi-Pass Adaptive) を選択する場合、Creo Simulate での収束精度の計算に使用される量を選択します。マルチパスアダプティブ法における Creo Simulate でのメジャーの収束方法については、収束パーセントを参照してください。
座屈分析では、次のオプションを選択できます。
「座屈荷重係数」(Buckling Load Factor) (BLF) ‐ 要求されている各座屈モードの座屈荷重係数の収束が Creo Simulate によって計算されます。
「BLF、ローカル変位とローカル歪みエネルギー」(BLF, Local Displacement and Local Strain Energy) ‐ 各座屈モードについて、各モードの BLF、各要素エッジに沿った変位、各要素の歪みエネルギーの収束が Creo Simulate によって計算されます。
詳細なモード形状について確認する場合には、このオプションを使用します。ただし、このオプションが指定されていると、Creo Simulate では高い多項式次数を使用して収束が計算されるため、実行時間が長くなります。
「BLF、ローカル変位、ローカル歪みエネルギーと RMS 応力」(BLF, Local Displacement, Local Strain Energy, and RMS Stress) - 各座屈モードでは、BLF、変位、歪みエネルギーのほかに、RMS (2 乗平均) 応力を使用して収束が Creo Simulate によって計算されます。
RMS 応力誤差メジャーとは、総歪みエネルギーで予想されるエラーの平方根に比例する単一のスカラー値です。Creo Simulate では、連続するこの 3 種類の計算の総歪みエネルギーを外挿することにより、RMS 応力の収束がチェックされます。その結果、RMS 応力は収束率に感応します。モード形状とモード応力の詳細について確認する場合は、このオプションを使用します。このオプションを使用すると、高精度が得られますが、それだけ長い計算時間が必要になります。
構造解析の収束オプションに戻る