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ニブルエッジ特有のパラメータ
カットオプション
OUTPUT_TYPE - CL データ出力に影響します。値が POINT_BY_POINT (デフォルト) の場合、カッターパスは GOTO 文のシーケンスとして出力されます。値が CYCLE_NIBBLE の場合、直線エンティティのツールパスは CYCLE/NIBBLE コマンドを使用して出力されます。たとえば、単一の直線エッジのカッターパスは以下のように出力されます。
CYCLE / NIBBLE, n - (n は打数。つまり前の打ち出し (hit) 位置から、その次の GOTO 文で指定された打ち出し位置の間のパンチ数)
GOTO / x1, y1, z1 - (エンティティの始端へ)
GOTO / x2, y2, z2 - (エンティティの終端へ)
CYCLE / NIBBLE, OFF
CYCLE/NIBBLE コマンドが見つかると、別の CYCLE/NIBBLE コマンド、または CYCLE/NIBBLE, OFF が来るまで、その後の各 GOTO 文で同じ打ち出しの数が使用されます。
カットパラメータ
NE_SCALLOP_HGT - 前の工具位置を基準にして次の工具位置を制御するために OVERLAP_DIST, SCALLOP_HGT とともに使用します (SCALLOP_HGTOVERLAP_DIST を参照)。デフォルトの SCALLOP_HGT0 で、この場合には該当する工具位置は OVERLAP_DIST のパラメータ値により決定されます。SCALLOP_HGT に 0 以外の値を指定すると、この値を使用して重複距離が計算され、これを指定した OVERLAP_DIST の値と比較していずれか小さい方が使用されます。
NE_OVERLAP_DIST - 前の工具ヒットと重なる距離を指定します。OVERLAP_DIST はワークピースの単位の絶対値として指定されます。デフォルトは 0 です。
SCALLOP_HGT と OVERLAP_DIST
1. 参照エッジ
2. 工具
3. OVERLAP DIST
4. SCALLOP_HGT
MAX_OVERLAP_DIST - 工具のヒットする最大重複距離を指定します。ワークピースの単位の絶対値として指定されます。デフォルトは "-"dash (-) (無視) です。
NE_SHAKEAWAY_DISTNE_SHAKEAWAY_DIST - ミクロジョイント点あるいは頂点の両側に対称に残すデフォルト距離を指定します。この値は各ミクロジョイント点、あるいは頂点で個々に修正できます。SHAKEAWAY_DIST はワークピースの単位の絶対値として指定されます。
NE_OVERHANG_DIST - オーバーハング頂点の 各側 のエッジを突き出るデフォルトの距離を指定します。この値は各オーバーハング頂点で個々に修正できます。OVERHANG_DIST はワークピースの単位の絶対値として指定されます。
マシン
NE_LOCKED_TOOL_ORIENT - パラメータが "-"dash (-) (デフォルト) 以外の任意の値に設定されたとき、工具の向きがこの値に等しい直線エンティティだけが CL データ出力されます。パラメータの値はマシン座標系の X 軸に対する角度値を表します。たとえばマシン座標系の X 軸に平行なエッジのみを加工する場合、LOCKED_TOOL_ORIENT0 に設定します。
エッジを指定の向きに加工
1. ループを使用して部品の全周が選択されています。LOCKED_TOOL_ORIENT0 に設定されています。