パイピング > 製造 > パイプの製造 > パイプスプールの生成 > スプール生成規則
  
スプール生成規則
パイプスプールピースを自動生成する際には以下の規則が適用されます。
1. 以下の場合、パイプスプールが生成されます。
a. 現場溶接属性を持つパイプピースカットが存在する。
b. フランジ継ぎ手またはスクリュー継ぎ手が存在する。
2. 1 つ目のパイプスプールは、パイプラインの "開始" ターミナル位置から始まるパイプスプールです。これはパイプラインのフロー方向に基づきます。パイプラインに "開始" 位置が多数存在する場合、パイプセグメント作成の時系列的順序に基づいて 1 つ目の "開始" 位置が特定されます。
3. 以降のスプールピースは、そのパイプラインのフロー方向を使用してパイプラインネットワークに沿って生成されます。
4. 各パイプスプールに一意のスプール番号が関連付けられます。スプール番号はコンフィギュレーションオプション pipeline_spool_label_format によって定義されているフォーマットに基づいて生成されます。スプール番号のフォーマットは接頭辞、接尾辞、開始番号、増分値に基づき、これらは「スプールを作成」(Create Spool) ダイアログボックスを使用して指定します。
パイプラインスプールーラベルのフォーマットは、キーワード SIZESPECIFICATIONMNEMONICNUMBERINSULATION、および SPOOLNUM を自由に組み合わせて定義できます。スプール番号のフォーマットを定義する際に、コンフィギュレーションオプション pipeline_spool_label_format に、任意の追加の文字や文字列を前述のキーワードとともに埋め込むことができます。このオプションはパイプラインラベルのフォーマットを定義するときに使用します。スプール番号は以下のように生成されます。
キーワード SIZESPECIFICATIONMNEMONICNUMBERINSULATION が (定義に存在する場合)、パイプラインラベルに関連付けられているパイプラインのサイズ、仕様、ニーモニック、番号、被覆情報にそれぞれ置き換えられます。
キーワード SPOOLNUM は、指定した開始番号に置き換えられ、(同じパイプライン内の以降のスプールでは) 指定した増分値を使用して増分されます。スプール番号のデフォルトの開始番号と桁数は、キーワード SPOOLNUM の後ろの角括弧内で指定されている値に基づきます。
キーワード PREFIX および SUFFIX は、角括弧内で指定されている、デフォルト値としてダイアログボックスに表示される値に置き換えられます。
たとえば、パイプラインのラベルが 100A-MS-STEAM-001 であり、コンフィギュレーションオプション pipeline_spool_label_formatMNEMONIC-NUMBER- PREFIX[AA]SPOOLNUM[01]SUFFIX[BB] に指定し、開始番号を 01、増分を 1 に指定した場合、生成されたスプールには以下のスプール番号が関連付けられます。
STEAM-001-AA01BB
STEAM-001- AA02BB
MS-STEAM-001- AA03BB