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ベンド円弧しきい値
ベンド円弧しきい値は設計規則パラメータです。これは、大きい角度のベンド (180 度など) の寸法スキームを定義する角度です。
仕様駆動パイピングモードでは、ベンド加工ファイルに ARC_THRESHOLD 列を追加すると、マスターカタログファイルでベンド円弧しきい値を定義できます。パイプサイズに応じて、異なる値を定義できます。マスターカタログの変更をモデルに反映して更新するには、「設定」(Setup) > 「モデルを更新」(Update Model) の順にクリックし、「モデルを更新」(Update Model) ダイアログボックスの「ベンド m/c パラメータ」(Bend m/c Parameters) を選択します。ベンド円弧しきい値をマスターカタログファイルで定義していない場合は、「設計規則パラメータ」(Design Rule Parameters) ダイアログボックスで変更できます。
非仕様駆動パイピングモードでは、「ライン素材」(LineStock) ダイアログボックスでベンド円弧しきい値を定義できます。
この寸法スキームは、ベンドがパイプ上にどのように配置されているかを参照します。
パイピングでは、理論上の交点、またはベンド円弧中心点のいずれかでベンドを配置できます。
パイプに沿ったベンド角度が設計内のベンド円弧しきい値の値より小さい場合、ベンド情報はベンドの中心に配置されます。
パイプに沿ったベンド角度が設計内のベンド円弧しきい値の値より大きい場合、ベンド情報はベンドの理論上の交点に配置されます。
180 度のベンドの場合、ベンドの値は、180 度ベンドの円弧中心の位置に表示されます。次の図は、180 度のベンドと 90 度のベンドがあるパイプ中心線、およびさまざまなベンド円弧しきい値におけるベンド情報座標の位置を示しています。
ベンド円弧しきい値をゼロに設定 - 座標 0-1 と 0-2 にベンドの中心からのベンド情報が表示されます。
ベンド円弧しきい値を 165 に設定 - 座標 165-1 は 180 度ベンドの中心にありますが、ベンド円弧しきい値が 90 度ベンドより大きいので、座標 165-2 は交点上にあります。
ベンド円弧しきい値を 181 に設定 - ベンド円弧しきい値が 90 度ベンドと 180 度ベンドより大きいので、座標 181-1、181-2、および 181-3 は交点上にあります。
 
*注記 ベンド加工レポート、FIF レポート、SupraVision (Output $$$) レポートなどのレポートを生成する際には、パイプラインが作成されている平面上にすべての座標が存在することを確認してください。