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仕様駆動の継ぎ手挿入
仕様駆動の継ぎ手挿入 機能を使用すると、パイプラインに標準アセンブリ継ぎ手を挿入できます。継ぎ手挿入機能を使用して、次のことを実行できます。
標準アセンブリ継ぎ手を定義して、パイプラインに挿入します。標準アセンブリ継ぎ手は、標準のベントまたはドレインアセンブリを表す継ぎ手のグループに属します。挿入する前に、継ぎ手ライブラリに多数のアセンブリやそのコンフィギュレーションを作成する必要はありません。
同じアセンブリ継ぎ手の他のインスタンスを変更することなく、メンバー継ぎ手の回転方向を変更します。
継ぎ手の 1 つのポートがフリーポートと合致していれば、継ぎ手をフリーポートに挿入します。
フリーポートは、次のいずれかの座標系です。
パイプや継ぎ手に接続していない座標系
パイプや継ぎ手に接続していない装置ノズルのポート
パイプや継ぎ手に接続していない継ぎ手のポートで、継ぎ手がフリーポートに挿入されている
 
*注記 「パイプラインを挿入」(Insert Pipeline) は、フリーポートに挿入された継ぎ手をサポートしていません。
挿入位置のパイプ仕様以外の仕様の継ぎ手を挿入します。たとえば、A3A パイプラインに B3A ゲートバルブを挿入できます。
継ぎ手挿入時の仕様のオーバーライド
継ぎ手の挿入では、選択したパイプの仕様と異なる仕様の継ぎ手を挿入できます。これによって、選択した継ぎ手の仕様はオーバーライドされます。
また、グループ継ぎ手の挿入でも、仕様のオーバーライド が可能です。この場合は、グループ内の各継ぎ手について、個別に仕様のオーバーライドを行う必要があります。仕様をオーバーライドすることにより挿入する継ぎ手の仕様は、パイプラインの修正、レジューサ継ぎ手の挿入、または仕様の破断中のパイプラインの適用によって影響を受けません。
仕様駆動パイピングでは、文字列パラメータ SPECIFICATION を使用して継ぎ手の仕様が保管されます。パイプラインの適用中、パイプラインまたはパイプセグメントの仕様が変更された場合、仕様がオーバーライドされた継ぎ手の仕様は変更されません。
 
*注記 継ぎ手の仕様をオーバーライドしない限り、継ぎ手の仕様は挿入したパイプセグメントの仕様と同じです。
以下の図に、仕様 A3A のパイプセグメントを示します。仕様をオーバーライドしない場合は、仕様 A3A の継ぎ手しか挿入できません。
1. A3A
2. B3A
3. A3A
「継ぎ手挿入」(Insert Fitting) ダイアログボックスの「仕様」(Specification) チェックボックスをクリックした場合、仕様 B3A の継ぎ手を挿入できます。次の図には、仕様 B3A の継ぎ手を挿入する際、上流および下流のパイプや継ぎ手の仕様が変更されないことが示されています。
1. A3A
2. B3A
3. A3A