スケマティックの一貫性チェックレポートには、3D モデルまたは XML ファイルに保存されている 2D スケマティック情報に対して、3D パイピングモデルがどれだけ正確であるかが示されます。複雑なパイプ設計における典型的なパイプラインコンフィギュレーションのレポートを生成できます。

レポートは、スケマティック情報と 3D モデルの情報を比較することで生成されます。

XML ファイルの選択と検索で開始位置に使用される絶対パスを指定するには、コンフィギュレーションオプション piping_schematic_xml_dir にそのパスを設定します。XML ファイルのデフォルトパスは、Creo Parametric のワーキングディレクトリです。

正確なレポートを生成するには、できるだけ多くの 3D 継ぎ手、装置、および分岐点を指定します。

スケマティックの一貫性チェックレポートは、2D 設計と 3D パイプラインモデル情報でスケマティック情報を比較して生成されます。

スケマティック一貫性チェックでは以下の処理が行われます。

レポートには以下の 4 つの列があります。

スケマティック情報のシリーズと対応する 3D モデルのシリーズが一致しない場合、そのシリーズは個別に Series in Schematic Pipeline not matched in Model というセクションにリストされます。

スケマティックの一貫性チェックレポートには、以下の順序で情報が記載されています。

この例は、2D スケマティック図と 3D モデルの比較を示しています。スケマティック図を作成した後、Routed Systems Designer を使用して、XML ファイルにスケマティック情報がエクスポートされています。仕様駆動パイピングを使用して、相当する 3D パイピングモデルが作成されています。

Creo Schematics のスケマティック図を次に示します。

3D パイピングモデルを次に示します。T 形の右側にあるシアン色の追加のレジューサに注意してください。これらの違いがレポートに表示されます。