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継ぎ手ポート
継ぎ手ポートについて
分岐出口継ぎ手の継ぎ手ポート作成
突合せ溶接/フランジ端点を持つ継ぎ手のポート位置
ソケット溶接/ねじ切り端点を持つ継ぎ手のポート位置
継ぎ手ポートについて
継ぎ手ポートは、継ぎ手上の標準の座標系フィーチャー (CSYS) です。この基準は以下を示しています。
分岐溶接継ぎ手または小分岐継ぎ手などで、パイプが物理的に継ぎ手に溶接される位置
ソケット溶接継ぎ手やスクリュー継ぎ手などで、パイプが継ぎ手に延長される位置
フランジ継ぎ手などで、パイプが継ぎ手内で延長される位置
別のフランジ面と合致するフランジ面の位置
ルーティングされたセグメントの開始点
分岐出口継ぎ手の継ぎ手ポート作成
下図に示すように、分岐出口継ぎ手には入口ポートと出口ポートが必要です。
継ぎ手の入口ポートは、次のようにメインパイプセグメントのサーフェスに整列されます。
継ぎ手挿入のために既存の結合部が特定されている場合、継ぎ手の出口ポートの z 軸は分岐パイプセグメントに整列されます。
直交分岐出口継ぎ手では、入口ポートと出口ポートの z 軸は互いに平行です。latrolet などの非直交分岐出口継ぎ手では、入口ポートと出口ポートの z 軸間に角度があります。これに基づいて、側面継ぎ手は他の分岐出口継ぎ手と区別されます。
突合せ溶接/フランジ端点を持つ継ぎ手のポート位置
下図では、矢印がパイプ接触位置を示しています。
分岐溶接継ぎ手の場合、パイプは継ぎ手の分岐溶接端点に溶接されます。図で示されているように、継ぎ手ポートは分岐溶接端点にあります。分岐溶接継ぎ手にローカルz軸に沿って2つの分岐溶接端点がある場合、どちらの端点を入口ポートとして定義しても構いません。
フランジ継ぎ手の場合、継ぎ手のフランジ面は一致するガスケットまたは別の継ぎ手の適切なフランジ面と合致します。図で示されているように、継ぎ手ポートはフランジ面にある必要があります。フランジ継ぎ手にローカル z 軸に沿って2つのフランジ端点がある場合、どちらの端点を入口ポートとして定義しても構いません。入口ポートと出口ポートの正方向の z 軸は、継ぎ手の外側を指し、継ぎ手のローカル z 軸に整列されます。
 
*注記 2つのポートが特定のシーケンスで作成される必要はなく、これらの名前はユーザーが定義できます。2つのポートのうち、1つを入口ポートとして定義する必要があります。通常は、SIZE パラメータを持つポートが入口ポートとして定義されます。
ソケット溶接/ねじ切り端点を持つ継ぎ手のポート位置
ソケット溶接またはねじ切り端点を持つ継ぎ手の場合、パイプはソケットまたはねじ切り穴の端点を示すポートの基準まで延長されます。下図の矢印はパイプ接触位置を示しています。
次の図では、PORT1がソケットの内面上にあり、PORT0 (フランジ端点) が外側のフランジ面上にあります。ねじ切り継ぎ手の場合、パイプはねじ切り穴またはソケットの端点を示すポートの基準までねじ切りされます。