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継ぎ手ライブラリの作成
ライブラリ継ぎ手部品の作成について
ライブラリ部品を作成する際の規則および命名規則
ライブラリ部品にテンプレートを作成するには
ヒント: ライブラリ部品の作成
継ぎ手ライブラリ作成規則
ライブラリ継ぎ手部品の作成について
ライブラリ継ぎ手部品を作成する場合は、一般的なプロセスに従います。
1. 継ぎ手ジオメトリを作成します。
2. 継ぎ手ポートを作成します。
3. 入口ポートを指定します。
4. 幹軸を正しい方向に向けます。
5. 継ぎ手パラメータを割り当てます。
6. 合致平面を指定します。
ライブラリ部品を作成する際の規則および命名規則
ライブラリ部品の単位系は、継ぎ手ライブラリの規格によって決定されます。与えられた規格のライブラリ部品は、すべて同じ単位系を使用して作成されている必要があります。
各パイピング規格用にテンプレート部品を準備します。これらのテンプレート部品を使用して、各パイピング規格用に個々のライブラリ部品を作成します。
ライブラリ部品からすべての重複するフィーチャーを削除して、ジオメトリを効果的に作成します。
次の規則に従って、ライブラリ部品にファミリーテーブルを定義します。
「インスタンス名」(Instance Name) 列の後に「SIZE」列を挿入します。
「SIZE」列の後に、「NEW_SIZE」または「BRANCH_SIZE」列の適切な方を挿入します。
継ぎ手の直線寸法を表すほかのすべての列は、ファミリーテーブルの上の列に従う必要があります。
ファミリーテーブルの列数を最少化できる任意の位置にリレーションを作成します。
値が特定の列に拘束され続ける場合は、重複する列を削除します。
ファミリーテーブルの見出しに分かりやすい名前を指定し、ライブラリ部品内で常に同じ名前を使用します。
一貫性がある均一な回転方向の継ぎ手を作成します。
オプションとして、継ぎ手ライブラリにボルト穴を作成します。さまざまなフランジ継ぎ手の間で正しくボルト穴の調整を行うには、次のことが必要です。
全フランジ継ぎ手の最初のボルト穴は、入口ポートの正の y 軸を基準に同じ角度位置にある必要があります。
フランジ端点のボルト穴は、入口ポートの正の y 軸と対称になる必要があります。
ライブラリ部品をデフォルトのビューに保存します。
ライブラリ部品にテンプレートを作成するには
1. 新規 Creo Parametric 部品をアクティブ化します。
2. 単位系を指定します。
3. デフォルトのデータム平面を作成します。
4. 部品のデフォルト方向を Isometric に設定します。
5. レイヤー FITTING_GEOMETRY、FITTING_DATUM、FITTING_PORTS を作成します。レイヤー FITTING_GEOMETRY および FITTING_DATUM を非表示にして、レイヤー FITTING_PORTS を表示します。
実際のライブラリ部品の作成中に、継ぎ手ソリッドフィーチャーがレイヤー FITTING_GEOMETRY に関連付けられます。継ぎ手入力ポート、継ぎ手出力ポート、および分岐ポートはレイヤー FITTING_PORTS に関連付けられます。ほかのデータムフィーチャーは、すべてレイヤー FITTING_DATUM に関連付けられます。
ヒント: ライブラリ部品の作成
以下は、ライブラリ部品を正確に作成する最良の方法です。
モデル作成を開始する前に図面および詳細を正しく調査します。
作業計画を立てる前に設計意図を理解します。
共通のコンフィギュレーションファイルを使用して別々のライブラリ部品を作成します。
ファンクションキーを使用して、すばやく一貫性のある作業をします。
追加の個別フィーチャーを作成せずに、フィーチャーまたは既存のパターンをコピーします。
フィーチャーの数を最小限に抑えます。
部品作成の中間段階では、ほかのソリッドとの関連がないソリッドは作成しません。
ライブラリ部品を抑制されたフィーチャーとともに保存しません。
さまざまなフィーチャーをグループ化し、グループに適宜名前を付けます。
フィーチャーの再生中にエラーまたは警告メッセージが表示されないことを確認します。
継ぎ手ライブラリ作成規則
ライブラリ継ぎ手を作成する際には、以下に示す規則に従います。
規則 1 - 最低 1 つまたは複数のポートを持つ継ぎ手を作成します。
 
*注記 入口ポートの Z 軸は、挿入時にパイプセグメントと揃う継ぎ手の軸を表します。
 
*注記 ポートの作成順序には決まりがなく、これらの名前はユーザーが定義できます。2つのポートのうち、1つを入口ポートとして定義する必要があります。通常は、SIZE パラメータを持つポートが入口ポートとして定義されます。
規則 2 - 継ぎ手の各ポートの正方向の Z 軸が対応するポートの継ぎ手面に垂直で、継ぎ手から外側を指す方向を向いていることを確認します。
この規則はすべての継ぎ手に適用されます。
規則 3
複数のポートがあるインライン継ぎ手の場合、ポートの内 2 つの Z 軸は入口ポートと同一線上にある必要があります。
複数のポートがあるインラインの非同心継ぎ手の場合、これらのポートはローカル z 軸に平行である必要があります。出力ポートは入口から Y 軸方向にオフセットし、その Z 軸は入口ポートの Z 軸に対して平行でなければなりません。
複数のポートがあるコーナー継ぎ手の場合、継ぎ手が挿入される頂点角度に等しい角度を入れる必要があります。
規則 4 - 側面継ぎ手の場合、入口ポートの Y 軸と側面出口ポートの Z 軸との角度は、継ぎ手の側面角度に等しくなければなりません。
入口ポートは継ぎ手挿入時にパイプラインセグメントと揃います。
出口ポートは継ぎ手の入口ポートの z-y 平面上にある側面軸に沿って配置します。