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ドラフトフィーチャーについて
ドラフトフィーチャーは、-89.9 ~ +89.9°のドラフト角度を個別サーフェスまたは一連のサーフェスに追加します。円柱面や平面から形成されたサーフェスのみをドラフトできます。ドラフトフィーチャーにアクセスするには、「モデル」(Model) > 「ドラフト」(Draft) の順にクリックします。
ソリッドサーフェスとキルトサーフェスのいずれかをドラフトできますが、両方の組み合わせはドラフトできません。ドラフトするサーフェスを選択すると、最初に選択したサーフェスによって、このフィーチャーについて選択できる追加サーフェスのタイプ (ソリッドまたはキルト) が決まります。
ドラフトでは次の用語を使用します。
ドラフトサーフェス - ドラフトされているモデルのサーフェス。
ドラフトヒンジ - ドラフトサーフェスの軸となるそのサーフェス上の直線またはカーブ (ニュートラルカーブとも呼ばれる)。ドラフトヒンジは、平面またはキルトを選択することによって (この場合、ドラフトサーフェスは、この平面との交差線を中心に回転される)、またはドラフトサーフェス上の個々のチェーンを選択することによって定義できます。
抜き方向 (ドラフト方向とも呼ばれる) - ドラフト角度の測定に使用する方向。これは、通常は型開きの方向です。この定義は、平面 (抜き方向はこの平面に垂直になります)、直線エッジ、データム軸、または座標系の軸を選択して行うことができます。
ドラフト角度 - 抜き方向と結果として生成されるドラフトサーフェスの間の角度。ドラフトサーフェスが分割される場合は、ドラフトサーフェスの各側面に独立角度を 2 つ定義できます。ドラフト角度は -89.9°~ +89.9°の範囲内でなければなりません。
ドラフトサーフェスは、ドラフトヒンジによって、またはキルトとの交差線やスケッチカーブなどのドラフトサーフェス上のさまざまなカーブによって分割できます。スケッチによって分割する場合、スケッチ平面に垂直な方向に、ドラフトフィーチャー内のキルトまでスケッチが押し出されます。ドラフトサーフェスが分割されると、次の操作ができます。
ドラフトサーフェスの各側面に独立した 2 つのドラフト角度を指定する。
1 つのドラフト角度を指定し、第 2 の側面を反対側にドラフトする。
サーフェスの 1 つの側面 (いずれか 1 つ) だけをドラフトし、もう 1 つの側面はニュートラルの位置に維持する。
ドラフトするサーフェスにラウンドが含まれている場合、ラウンドを維持してラウンドのままにすることも、ラウンドをドラフトして円錐曲線ラウンドにすることもできます。
ドラフトを適用した場合、ドラフト対象のサーフェスの選択が拡大されます。ドラフトできない鋭いエッジまたはサーフェスに達するまでドラフト対象のサーフェスが追加されます。コンフィギュレーションオプション draft_tan_propagation_default によって、ドラフトを適用するかどうかのデフォルトを定義します。 コマンドを使用して、ドラフトフィーチャーでドラフトを適用するかをどうかを定義します。